【マレーシア】プロトン、トリニダード・トバゴに261台出荷
マレーシアの国民車メーカー、プロトン・ホールディングスは23日、今年年初から8月23日までにカリブ海の島国トリニダード・トバゴに261台を出荷したと発表した。今年3月に同国の地場企業と提携したことで、出荷台数は通年目標の2倍を達成。年末までに計300台の販売を目指す。 プロトンは今年3月、トリニダード・トバゴの自動車販売会社アンサ・モーターズと提携。スポーツタイプ多目的車(SUV)「X50」とプロトン初の「新エネルギー車(NEV)」であるSUV「X90」を発売した。2023年以降のトリニダード・トバゴへの累計出荷台数は366台となった。 アンサ・モーターズは、トリニダード・トバゴの自動車市場では電気自動車(EV)の人気が高まっているが、短期的にはハイブリッド車(HV)が成長を後押ししていると説明。より多くの車種が市場に参入し、手頃な価格になれば、内燃機関(ICE、エンジン)車から電動車への移行が大きく進むと予想した。 プロトンはこれまで、トリニダード・トバゴのほか、ブルネイ、エジプト、ネパール、ガーナなど18カ国・地域にXシリーズの車両6,501台を輸出した。今後、輸出先を拡大していく方針だ。