神奈川県・黒岩知事が定例会見4月22日(全文2)知事にそこまでの権限はない
県独自事業分159.84億円の内訳は?
朝日新聞:朝日新聞社の【モテギ 00:33:48】です。県独自事業分として159.84億円とあるんですけれども、この内訳を教えていただきたいんですが。 黒岩:県独自事業分として、このいわゆる協力金ですね。協力金125億円になります。前120億円と言っていましたけど、合計は事務費ですね。125億円。それから、そのほか、職を失った方を緊急に雇用する経費や、学校臨時休業等に伴う補充のための休業を夏休みに行う経費など、これが約34億円でありまして、これを見込んで合計で159億円といったことになります。 朝日新聞:分かりました。あと非常に細かい質問で恐縮なんですけれども、繰入金が43億円のうち、財政調整基金の取り崩しが36億円ということなんですが、残りの7億円はどうされるんですか。 黒岩信:財政課長でございます。残りの7億円につきましては、医療介護確保基金の取り崩しという形になります。その基金を取り崩して、マスク等の福祉設備の購入に充てるというものの国のスキームになってございます。以上でございます。 朝日新聞:県の基金の取り崩しなんですか。 黒岩信:財政課長です。県の基金、国から原資が3分の2来まして、県が3分の1積み立てて、県の基金として積み立てているものを取り崩すものです。以上です。
海や道路の封鎖は難しいと判断したのか
神奈川新聞:神奈川新聞の【***00:35:53】です。緊急メッセージ出されましたけれども、午前中、【***00:36:02】市町の首長が来られてまして、海の閉鎖ですとか、道路の封鎖など強い措置を求められてますけど、それは結局難しいという判断になったということですか。 黒岩:それが先ほどお出しした答えですね。求められた3点というのは、3点、駐車違反というのは徹底的に取り締まってほしい、これは県警にわれわれも話をすればすぐにできることでありますけども、海岸への立ち入りを禁止してほしいとか、県道、国道の通行を止めるようにとか、そういった内容もありましたけど、それぐらい危機感をお持ちだということがよく分かりました。ただ、今の特措法の下では知事にそこまでの権限はないわけですね。 じゃあその中でお約束した、特措法として権限はないけども、じゃあどこまでできるかといったことの中で、海岸への立ち入りを禁止するとまではいきませんけど、海岸への立ち入りはお控えくださいという、こういう要請ですね。こういったものを海岸に、ざっと立て看板をいっぱい立てるといったようなことをしたいと思っていますし、それから道路についても、皆さんに見える形で、もうとにかく神奈川には来ないでください、今は神奈川に来ないでくださいといったものが皆さんの目にばんばん飛び込んでくるような、そんな表示をするといったことで、これも交通、道路の閉鎖はできませんけども、そういった強い要請といったもの、これをしようということで地元市町の首長の皆さんのご要望にお応えしたということであります。はい、どうぞ。