大阪府・吉村知事が定例会見6月17日(全文3)対策徹底すれば酒類提供認めるのが筋ではないか
一律で酒類提供自粛をお願いする考えはないのか
朝日新聞:朝日新聞、久保田です。今のお話に関連してなんですが、知事の権限で今、最上級に厳しいお願いをするとしたらこのまま対象地域に酒類提供の自粛をお願いすると。ただ、知事は認証制度のほか、別途通知内容を見ないと判断できないということは、全体を今までみたいに提供、酒類の提供自粛をお願いするっていう考えは現状としてはないっていうことなんですかね、それを待っているということは。 吉村:そこは低いですね。そこは低い。ただ、最終決定ではないので、そこはなんとも判断しづらいところでもありますけれども。ただ、感染対策を取らなければならないという思いは強く持っています。リバウンドさせてはいけないと。みんながお酒を飲んで、わーわー大騒ぎするようなところが至るところで起きれば、大阪は間違いなく再拡大すると思います。その状況はもう目に浮かぶように分かる、想像できるので、そうならないようにやっぱりしないといけないと考えたときに、例えばそういった第三者認証制度を、多少の不平等・不公平が生じたとしてもそれをできるだけ最小化して活用する方法を。 あるいは、この別途通知する一定の要件というのがかなり現実的というか実用的なものなのであればそれを、そちらを採用して、ゴールドステッカー制を採用し、長い目でもちろん見ていくというのも、ありうると思います。別途通知する一定の要件というのが仮に非常にざるのようなものになってしまって、これではほとんど一緒やんかというようなものになってしまうようなことがあるとして、そこでも第三者認証制度をなかなか使えないというようなことがあるんであれば、ここはちょっと申し訳ないけれども全ての店舗において自粛をこの7月11日まではお願いしますという判断もあると思います。
別途通知する一定の要件がわからないと判断できない
というのも、この第三者認証制度についても触れられていて、そのあとに書いてるんですね。「『一定の要件』について、第三者認証制度の普及を図る観点から、同制度の普及状況を踏まえて定めるものとし、都道府県は、第三者認証制度の普及と適用店舗の拡大に努めること」という記載がありますから、むしろ第三者認証制度はその先に使うべきものなんでしょうと。今回は一定の要件というのがあって、ここが定めるんでしょう。それはわれわれ連絡待ちです。 その先に第三者認証制度を活用した次のステップを考えておくようにと、そこで広げていくべきではないのかっていうふうにも読めるので、今の段階でそれを使えるのかどうかっていうのは、別途とする一定の要件というところに使えないようなものが、使えないというふうに解釈されるようなものであれば、それはじゃあほぼ、分かりませんけどざるのような状況になってしまう、そういった一定の要件というものなのであればね。ここはやっぱり感染を抑えるためにも、インド株の動きがどうなるかを見極めるためにも自粛の継続をお願いしますという判断もある。 なので、やっぱりこの別途通知する一定の要件ってなんやねんっていうのは、ちょっと見ないと判断できないなというふうなところがあるっていうのと、そういう意味で自粛の要請を続けることもありうるということです。 朝日新聞:すみません、あと、午前中、担当課がつながらなかったので、もし知事のところで報告があれば。認証制度をきのうから初めて、どのぐらい今、申請があるのか教えてください。 吉村:現状ですけど、件数としては非常にまだ少ないです。申請は567件です。今日の12時時点です。ゴールド認証制度についてはできるだけ迅速にわれわれも対応したいと思っていますので、体制強化を、準備をしています。まず、申請の仕組みで、ちょっとネット上、かなりきっちり整った申請だけが申請できるような仕組みにしているというのが1つあります。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見6月17日 全文4に続く