アイス置いたん誰や!カップヌードル「フタ止め」フィギュアの衝撃 誰も傷つけない笑いでSNSに旋風
即席麺界の人気者・カップヌードルをめぐる話題が、SNS上に旋風を巻き起こしています。理由は、製造・販売元企業の日清食品が公表した、あまりにも衝撃的なデザインの「フタ止め」グッズです。奇抜に見えて、その実、どこまでもファン思いな企画の実施背景に迫りました。(withnews編集部・神戸郁人) 【画像】話題の「フタ止め」フィギュア全容はこちら。一本取られたぁ~!と悔しくなるナイスアイデアです。
フタ上でトロリと溶け出すアイス
今月17日、カップヌードルの公式ツイッターアカウント(@cupnoodle_jp)が、画像を投稿しました。 写っているのは、人気商品「シーフードヌードル」のカップです。その上に、一本の棒型アイスが、無造作に置かれています。一部が溶け出し、フタの縁からトロリと垂れてしまっているのです。 思わず叫びたくなる光景ですが、このアイス、実は偽物。お湯を注いだ際、フタを閉じたまま固定するために開発された、オリジナルフィギュアだったのです。画像には、次のようなキャプションがついています。 <「こんなところにアイス置いたん誰や~!?」ってなる『溶けたアイスのフタ止めフィギュア』を作りました。> 「どうして作ったんだ」「冗談抜きで欲しい」。コメント欄には、アイスの正体を知って胸をなで下ろしつつ、現物を手に入れたいと望む人々の声があふれています。40万超の「いいね」もつきました。
「載せてあったら面白いもの」を追求
特徴的な外見が、見る側に強い印象を残す、今回のフィギュア。どのような経緯から誕生したのでしょうか。日清食品の担当者を直撃しました。 いわく、発案者は同社宣伝部の社員です。「カップヌードルのフタの上に載せてあったら面白いもの」というテーマで、見た人が絶対に驚くモチーフとして、アイスを採用しました。 溶け具合には、特にこだわっています。外部の協力会社と連携しつつ、二度の試作を経て、可食部の質感や、フタから垂れているアイスの量を調整しました。製作には、2週間ほどかけたそうです。 また、第三者に食べ物を粗末にしているイメージを持たれたり、特定の誰かを傷つけたりすることがないよう、社内で入念に議論したといいます。