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「新しいプロレスを作った団体が生き残る」武藤敬司が語る“無観客時代”の闘い

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ABEMA TIMES

「こういう時はもがいたら悪い方向へ行くだけ。至って普通にやってますよ。今はノアさんが呼んでくれるんで、この場を大切にして。呼ばれたからには期待以上のことをしたいからね」 【映像】「このご時世に毒霧もどうか(笑)」ムタが躍動  武藤敬司は“コロナ禍”の中、フリーレスラーになった。4月1日の後楽園ホール大会で、自ら設立したWRESTLE-1が活動停止。現在はノアの無観客試合が“主戦場”となっている。ただどんな状況であれ、プロとしてのスタンスは変わらない。 「フリーになったといっても、アメリカにいた頃はフリーみたいなもんだったし。基本的にレスラーは個人事業主。結局は自分の腕だから」  そんな武藤は、若い選手の台頭も目立つノアマットをどう感じているのか。答えは「まだよく分からない」というものだった。そこには無観客試合特有の事情があった。 「他の選手の試合がなかなか見れてないんだよね。なぜかっていうと、無観客試合はライブの興行と違って1試合ごとにショーを作り上げるという感覚じゃないから。ライブショーだったら“今日の客はカタそうだな”とか“誰が盛り上げてんだ?”って他の試合もチェックするんだけど、無観客はそうならない。自分の試合に集中するだけなんだよ」  アメリカでも大活躍した武藤は「TVマッチ」の経験も豊富だ。ただそれは、現在の無観客配信マッチとは似て非なるものだった。 「TV用の試合はアメリカにもあったけど、観客は入れてたからね。そこは違う。WCWが“TVプロレス”中心に変化する時に俺もいたんだけど、TVプロレスだから許されることっていうのはあったね。要はカメラに写ってなきゃ何でもいいわけだ。だから写らないところにトランポリンを仕込んどいて飛び上がって入ってきたり。お客は見てるんだけどな(笑)」  ライブショーとしてのプロレス。そこで武藤は生きてきた。新日本プロレスというルーツも大きい。 「俺はね、やっぱりTVプロレスにしてもドキュメンタリーがよくてさ。リアリティ重視。そこはもともと、猪木さんの門下、ストロングスタイルだから。ライブっていうのはマニュアルじゃないから。満員の東京ドームで試合するとさ、アドレナリンが出るから何やっても痛くないんだよ。俺の動き一つで何万人がウワッとなる。そのエクスタシーを経験してるから、いまだにプロレスやってるわけで。逆に暖房も効いてないガラガラの会場でやったこともある。そういうとこに来てるお客さんも、いつもテレビで見てる技を見たいわけだよ。そういうのも含めてライブショーだと思う」

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