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コロナ療養ホテルの全員退所 石川県、当面借り上げ継続

配信

北國新聞社

 新型コロナウイルス感染症の無症状・軽症者の受け入れ先として石川県が借り上げたホテルから3日、療養していた5人全員が退所した。療養者がいなくなるのはホテルの運用を始めた4月16日以来初めて。県は4月補正予算で半年間借りることができる予算を確保しており、国の指針に基づき、今後の感染拡大に備えるため当面、ホテルを借り上げたままとする。

 県が借り上げた東横イン金沢兼六園香林坊(金沢市)は最大340室を活用でき、医師や看護師の人件費、患者の弁当代を含め、半年間で約7億円の経費を見込む。今後、感染者が増加して病床が不足する事態に備えるため、さらにもう1棟、計約700床を借り上げられるよう計14億円を4月補正予算に盛り込んだ。

 県の担当者は「感染状況はいつ、どうなるか分からない。病床が逼迫(ひっぱく)する事態にならないよう、ホテルは確保しておく」と話した。

 県は3日、二ツ屋病院(かほく市)の入院患者で新型コロナウイルスに感染していた80代女性が死亡したと発表した。クラスター(感染者集団)が発生した同病院関係での死者は20人となった。新規感染者は5日連続で確認されなかった。県内の陽性患者は298人、死者は26人となっている。

 県は死亡した女性について遺族の意向を尊重し、年代、性別のみを公表した。感染者が5日以上確認されなかったのは3月21~27日以来となる。

 3日はPCR検査を13件実施し、このうち二ツ屋病院関係は1件だった。医療機関・ホテルから計6人が退院し、治療中の患者は39人となった。

 県内の感染状況や医療提供体制を示すモニタリング指標では、病床使用率が減少し、全4項目とも基準を下回った。

北國新聞社