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【震災 原発事故9年6カ月】[避難区域]被災地着実に再生 復興拠点外 道筋は不透明

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福島民報

 帰還困難区域のうち、三月に双葉、大熊、富岡各町の特定復興再生拠点区域(復興拠点)の一部が先行解除された。浪江町では八月に道の駅なみえがオープンし、復興を発信する施設としての役割が期待される。被災地の復興・再生が着実に進む一方、復興拠点外の避難指示解除への道筋は不透明なままだ。 ■道の駅なみえ開所 酒蔵、工房年度内整備 地域の名産発信 浪江町  町の人口は七月末現在、一万六千八百八十八人で、町内居住者は千四百四十九人となっている。  八月一日、「復興の象徴」として整備された道の駅なみえの供用が始まった。四月に競りが再開された請戸漁港で水揚げされた魚介類が味わえるフードテラスや、なみえ焼そばにちなんだ総菜パン、取れたての農産物などが人気だ。町によると一日から十八日までに約六万人が来館した。  二〇二〇(令和二)年度中に、敷地内に酒蔵と大堀相馬焼の工房が整備され、地域の名産の魅力を発信する。

 一方で、施設を管理運営する一般社団法人まちづくりなみえの職員が新型コロナウイルスに感染。八月二十日から臨時休館した。消毒を終え、濃厚接触者らの陰性が確認され、三十一日から一部施設を除き再開した。  町内では町面積の八割余りが帰還困難区域となっている。室原、末森、津島の三地区計約六百六十一ヘクタールが復興拠点に認定され、二〇二三年春までの避難指示解除を目指す。残る帰還困難区域は約一万七千四百ヘクタールとなっている。 ■帰還困難区域全域の復興拠点認定を要望 除染明確化で不安解消へ 双葉町  町は町内の帰還困難区域の全域を復興拠点に認定するよう国に求めている。拠点外の除染について国の方針が示されていない中、帰還困難区域の全域を復興拠点とすることで除染などを明確化させ、町民の不安解消につなげる考えだ。  現在認定されている復興拠点約五百五十五ヘクタールの避難指示は二〇二二(令和四)年春に解除される予定。町は同時期までの約四千三百ヘクタールを加えた全域の復興拠点認定を目指している。

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