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パリ市内14の美術館所蔵の作品画像15万点が自由利用可へ。フランスでは初の試み

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美術手帖

 パリ市立近代美術館やパリ市立プティ・パレ美術館など、パリ市内14の美術館のコレクションを管理する公共団体「Paris Musées(パリ・ミュゼ)」が、これらの美術館が所蔵する約15万点の作品画像を「オープン・コンテンツ」として無料かつ制限なく利用可能にしている。  アメリカのメトロポリタン美術館やシカゴ美術館では、「パブリック・ドメイン」として所蔵作品画像の自由ダウンロードはすでに可能。日本でも、愛知県美術館 が所蔵するコレクション1200点以上を営利・非営利にかかわらず開放している。そんななかフランスでは、相当数の作品画像を開放するのはパリ・ミュゼが初めてだ。  ユーザーはパリ・ミュゼのコレクションサイトもしくはAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を通し、著作権による利益を放棄する「CC0(クリエイティブ・コモンズ・ゼロ)」表記がされている作品を自由にダウンロードできる。ラインナップは、ポール・セザンヌやギュスターヴ・クールベ、ウジェーヌ・ドラクロワをはじめ、レンブラント・ファン・レイン、アンソニー・ヴァン・ダイクの絵画、ウジェーヌ・アジェやチャールズ・マービル、エティエンヌ・カルジャの写真など。それぞれを細部まで鑑賞することが可能となっている。  当面は、著作権が制限されていない平面作品のみがオープン・コンテンツとして利用可能。ユーザーは、300dpiの画像や作品に関する情報を含むファイルをダウンロードし、ソースの引用や作品に関する情報の明記が求められる。著作権が残っている作品は、低解像度で利用可能となる。  パリ・ミュゼは声明のなかでこうコメントしている。「パリ・ミュゼは、プロデューサーおよびディストリビューターとして、誰もが簡単に、永続的に、自由に、そして即座に高精細画像を使用して研究すること、そして物理的およびデジタル文化仲介ツールを改善することを可能にします。作品の複製もバーチャル展示の一環とし、文化的な仲介を行い、利用者にできるだけ多くの情報を提供します」。

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