モーダメ!猛暑で乳牛も夏バテ【岡山・岡山市】
岡山放送
連日、猛烈な暑さにうんざりしているのは動物も同じです。ウシの夏バテで今、酪農業に影響が出ています。岡山市の牧場を取材しました。 (森夏美アナ) 「頑張って、頑張って!あー!たった今ウシの赤ちゃんが生まれました!」 岡山市北区足守の安富牧場です。ジャージー牛やホルスタインなど約130頭を飼育していて、そのうち出産を経験し搾乳できるウシは約80頭います。 (森夏美アナ) 「そのとれたてのミルクで作ったソフトクリームです。すっきりした甘さで、暑さも一気に吹き飛びますただ、連日の猛暑でこの生乳の生産にも影響が出ています」 牧場では、牛乳やアイスクリームなどの加工品も製造・販売していて、特に夏場は 需要が高まるため生産に勢いをつけたいところ。しかし、肝心のウシはというと…。このところの猛暑の影響ですっかり夏バテ。熱中症や食欲不振などの症状も出ていて、日を追うごとに乳の量が減っているといいます。 1頭当たり1日平均35リットルとれる生乳も今は、30リットルほどに。80頭分で1日約400リットルのマイナスです。大型扇風機や日よけなど暑さ対策はしていますが、梅雨明け以降の猛烈な暑さになすすべもなく、世話係のスタッフも頭を悩ませています。モー勘弁して!と 言いたいのは人間もウシも同じかもしれません。
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