楽天モバイル「0円からプラン」驚がくの中身。賢く使いこなす方法も
1月29日、「月額0円から」という前代未聞の段階制プランを発表した楽天モバイル。最大でも2980円で使い放題とかなり魅力的だが、インパクトだけで飛びついてしまって大丈夫だろうか? ⇒【表で比較】4キャリアとサブブランドのプランはどう違う? 他社のプランと比較しながら現実的な使い方を考えてみた。
楽天、コスパの良さは圧倒的
楽天モバイルが1月29日に発表した新プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」は、月間データ使用量が1GB未満は0円という衝撃的な内容だった。 1GBを超えると段階制となり、3GBまでは980円、20GBまでは1980円、それ以上は無制限で2980円となる。同社は現在、容量無制限で月額2980円のプランを提供しているが、上限金額はそのままに、使用量が少ない月の料金がよりお得になるかたちだ。 ここで改めて、各キャリアおよびサブブランドが昨年末から今年初めにかけて続々と発表した新プランを改めて振り返ってみよう。 20GBのプランでは、docomoとソフトバンクは5分の無料通話がついて2980円、au(KDDI)は無料通話なしで2480円となっている。auの場合、5分までの無料通話が使えるオプションが500円なので、条件を揃えれば3社とも金額は横並びということになる。
UQモバイルは「くりこしプラン」
大容量プランは、docomo、au、ソフトバンクのいずれも6000円台で、docomoの4Gプラン以外は容量無制限だ。 また、auのサブブランドであるUQモバイルは、1月13日に3種類の「くりこしプラン」を発表。最も安い3GBのプランは1480円で、使い切らなかったデータの翌月繰り越しができる。 ソフトバンクのサブブランドのワイモバイルも3種類の新プランが登場している。こちらは3GBで1980円のプランが最安だ。
金額面では圧倒的にお得だが…
これらのプランと楽天モバイルの新プランを比べると、金額面では楽天が圧倒的にお得だ。ただし、現状で楽天モバイルが使えるエリアは限られているため、他社と同じ感覚で使えると思わないほうがよいだろう。 サービスエリアマップのうち、楽天モバイルが使えるのは濃いピンク色の部分のみ。薄いピンク色のエリアでは、パートナー回線であるauの回線に接続されるが、その場合のデータ容量上限は月5GBとなる。 さらに東京都内では、3月末にパートナー回線の提供終了が予定されている。都内の市街地ではほぼ使えるとはいえ、つながりやすさの面でも少々不安だ。