HKT48の2期生・神志那結衣が卒業発表 「他の世界を見たい」8月28日に卒業公演
HKT48チームHの2期生・神志那結衣(24)が20日、福岡市の「西日本シティ銀行 HKT48劇場」で行われた公演でグループからの卒業を発表した。「HKTに加入して10年という節目を前に、今後やっていきたいことは何かと考えたとき、お芝居をしたり、もっといろんなことに挑戦したりして、他の世界を見てみたいと思った」と報告した。8月28日に卒業公演を行う。 【写真】HKT48卒業を発表した神志那結衣。隣は坂本りの 「すみません。すみません」 衝撃のあまり言葉を失う後輩たち。凍り付いた空気をなんとかしようと思ったのか、神志那は小声で謝罪の言葉を繰り返した。同じステージで発表を見届けた同期の坂口理子と秋吉優花は、涙をこらえながら「お疲れ~!」と、努めて明るく祝福した。 「HKT48の神志那結衣として活動できる残りの2カ月、メンバーやファンの皆さんと、楽しい思い出をつくっていけたら。最後までよろしくお願いします」と神志那は頭を下げた。1期生の松岡菜摘は「1期、2期は『いつかは来るかな』って予想はしているけど、長年一緒にチームで活動してきたので、いざこうやって来るとすごく寂しい。しっかり結衣ちゃんとの思い出をみんなで刻んでいけたら」と別れを惜しんだ。 神志那は2012年9月から活動をスタート。森保まどかや松岡菜摘らと並ぶ“クールビューティー”として人気を集め、モデル系ユニット「Chou(シュー)」の一員としても活躍した。 より注目を集めたのは演技。舞台を中心に見せる情感がこもった熱演は“憑依(ひょうい)型”と評された。21年5月にはオンライン演劇「ありのままに生きろ。今」(img制作)で初の単独主演を務め、新型コロナウイルス禍での就職活動に苦戦する女性を好演した。 (古川泰裕)