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『鬼滅の刃』終了後も勢い止まぬ『週刊少年ジャンプ』 2020年上半期、注目すべき新連載は?

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リアルサウンド

 上半期の『週刊少年ジャンプ』では、『鬼滅の刃』や『約束のネバーランド』、『ゆらぎ荘の幽奈さん』などの人気連載が立て続けに終了したが、注目すべき新連載が続々誕生している。(ちなみに、今号でも『灼熱のニライカナイ』がスタートした)そこで、2020年上半期の新連載の中から注目作をおさらいしてみよう。  『アンデッドアンラック』は、異色の異能力バトル×ラブコメ漫画。他人から皮膚に触れられることで、その人に不運な出来事を起こしてしまう出雲風子。驚異的な再生能力から、不死の肉体を持つアンディ。風子は、自身の異能力ゆえの悲劇から、他人に皮膚を触れられることを避けてきたが、「推しの漫画」が終了したことで、死を意識するようになる。しかし、彼女が線路に飛び込もうとしたところを、アンディが救出。彼は不死の人生に飽き飽きしていたため、風子のもたらす不運を利用して「本物の死」を求める。彼女たちは出会ってまもなく、UMA(未確認生命体)と「否定者」と呼ばれる異能力者を追うユニオンに狙われて、行動をともにしていく。  「不死」や「不運」のほかにも、「不変」や「不回避」などの「否定者」が登場する。また、「否定者」には2種類いる。アンディのように自分だけを対象とする自己対象と、風子のように自分以外の者に能力を付与する他対象。それぞれの異能力の設定をもとに、どんな突飛なアイディアが繰り出され、どんな進展があるのか。目まぐるしい展開の連続で、毎号目が離せない。  『マッシュル-MASHLE-』は、肉弾戦押しの魔法ファンタジー漫画。みなが当たり前のように魔法を使い、魔法が日常に溶け込み、魔法が神から与えられたものとされ、魔法の巧拙のよって身分が決まる世界。主人公のマッシュ・バーンデッドは魔法の才能はなかったが、人里隠れて筋トレにはげんでいた。マッシュは、魔法使いと対峙しても肉弾戦で圧倒できるが、ある事件をきっかけに、魔法学校に入学させられる。  本作の魔法世界では、魔法を使える者がマジョリティであり、マッシュのように魔法の才能がないのはマイノリティだ。しかし、マイノリティである彼が、マジョリティ的な特性に適応して、魔法を修得していくのか。または、魔法を修得せず、本来の強みである筋肉を生かしていくのか。予想のつかない先の展開が気になる。  『タイムパラドクスゴーストライター』は、タイムリープ×漫画家の漫画。主人公は、『週刊少年ジャンプ』での連載を夢見る漫画家・佐々木哲平。彼は、たびたび週刊少年ジャンプ編集部にネーム(漫画の脚本のようなもの)を持ち込むものの、ことごとく拒否される。そんな折、自宅の電子レンジに雷が直撃し、扉を開けると、「10年後の週刊少年ジャンプ」が届いていた。哲平は、そこで新連載の漫画「ホワイトナイト」を読んで感銘を受け、当作のパクリでネームを描き、編集部に持ち込む。なんと、そこで連載が決まってしまったのだ。しかし、一連の出来事により、「作者アイノサツキの「ホワイトナイト」が連載される時間線」が狂っていく。  第1話のラストにはぜひ衝撃をうけてほしいので、これ以上は明かせない。ジャンプで漫画家の漫画といえば、かつて『バクマン。』があったが、本作は『バクマン。』と同じく人気作になれるか。  『ハイキュー!!』、『ワンピース』、『僕のヒーローアカデミア』など、長期連載の王道は健在だが、一方で『呪術廻戦』、『アクタージュ』、『Dr.STONE』、『チェンソーマン』などのネクストブレイクも充実している。  新連載では他にも、『あやかしトライアングル』『森林王者モリキング』『ボーンコレクション』『AGRAVITY BOYS』など、続々と面白い作品が生まれているジャンプ。その勢いはまだまだ続きそうだ。

梅澤亮介

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