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家にいると不安定になる子も…「休園はできない」障害ある子が通う事業所の不安 静岡・磐田市

配信

静岡朝日テレビ

 新型コロナ感染拡大で、多くの学校が臨時休校やオンラインを決めました。一方、子どもたちを預かる現場の中には、通常とほとんど変わらない運営を求められ、戸惑う施設もあります。  静岡県磐田市にある児童発達支援事業所「野楽っこ」。知的障害や発達障害のある6歳までの子どもたち14人が通っています。おもちゃで遊びたい気持ちを抑えて、まずは、新型コロナ対策です。   「おてて、シューシューして」  午前9時から給食を挟んで午後2時まで、子どもたちは好きなおもちゃで遊んだり、みんなで体操をしたりして過ごします。2月、国は新型コロナの感染拡大により、全国の小中学校などに臨時休校を要請しました。しかし、児童発達支援事業所には感染予防に留意した上で、原則、開所するよう求めました。 野楽っこ 西秀子施設長:「家にずっといると、いられなくて外に飛び出したりとか、大きな声を出したくなったりとか、不安定になってしまうお子さんもいるので、休園はできないと思っていました」  この施設も感染リスクを抑えるため、保護者会やイベントを中止したり、帰りの時間を1時間早くしたりするなど、国の方針に沿って対策を講じながら運営を続けました。緊急事態宣言の全面解除を受け、1日からは通常通りに。この日は子どもたちが楽しみにしていたイベントもありました。

楽しいジャガイモ掘り

鈴木誠記者:「待ちに待ったジャガイモ掘り。子どもたちは宝物を探すようにジャガイモを探しています」  外出や遊びが制限されていた期間に抑えていた気持ちを開放するように、手を真っ黒にしながらジャガイモを探します。続いては、給食の時間。自分たちで収穫したジャガイモを使ったポテトサラダもあります。 「手を合わせましょう。いただきます」  机を離して感染症対策を忘れず、口いっぱいに給食をほおばります。施設は日常を取り戻したように見えますが、決して不安が消えたわけではありません。 野楽っこ 西秀子施設長:「精神的に非常に敏感なお子さんが多いので、長い間、家にいた場合に、どんな精神状態で登園してくるかなというのは、気を付けているところです」