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【ドラフト回顧・2001年】自由獲得枠を導入、4球団競合の寺原隼人は王監督が引き当てる

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今年もまた、ドラフト会議が近付いてきた。1965年秋からスタートし、今年で56回目。制度をさまざまに変えながら歴史を紡いできた。ここでは2019年のドラフト会議まで、1年ごとに振り返っていく。

逆指名制度からマイナーチェンジ

 1993年から8年間続いた逆指名制度に代わり、自由獲得枠が登場。実態はマイナーチェンジに過ぎないとはいえ、高校生の大物と大学、社会人の大物を同時には取れない制度。「戦力集中を防ぐ」本来のドラフト精神を少しだけ取り戻すものではあった。  新制度の自由獲得枠を使ったのは5球団で合計7選手。そのうち、ヤクルトの石川雅規(青学大)は12勝を挙げて新人王獲得と大活躍したが、ほかに1年目に結果を残した選手はいなかった。  注目を集めたのは日南学園高の剛腕・寺原隼人。巨人、ダイエー、横浜、中日の4球団が自由獲得枠を捨てて1巡目指名で競合した。中日・山田久志、巨人・原辰徳の新監督2人はドラフト初登場、横浜は「クジ引きは苦手」という森祗晶監督に代わって大堀球団社長。クジ引きに臨む4人のうち一人、場慣れしていたのがダイエー・王貞治監督で、見事に当たりクジを引いた。  寺原はテレビ向こうで王監督がニッコリ当たりクジを掲げても硬い表情だったが、8巡目に同僚の井手正太郎がダイエーに指名されると、やっと笑みを見せた。 【2001年ドラフト12球団1位】 日本ハム 江尻慎太郎(早大/投手) 阪神 安藤優也(トヨタ自動車/投手) ロッテ 喜多隆志(慶大/外野手) 中日 前田章宏(中京大中京高/捕手) オリックス 小川裕介(立命大/投手) 広島 大竹寛(浦和学院高/投手) 西武 細川亨(青森大/捕手) 横浜 秦裕二(智弁学園高/投手) ダイエー 寺原隼人(日南学園高/投手) 巨人 真田裕貴(姫路工高/投手) 近鉄 朝井秀樹(PL学園高/投手) ヤクルト 石川雅規(青学大/投手)  外れ1位では「寺原には負けない」と怪気炎を上げた巨人・真田裕貴(姫路工高)が、1年目に寺原と同じ6勝をマーク。原巨人のリーグ優勝に貢献した。  夏の甲子園覇者、日大三高からは4人が指名を受けた。今でも現役を続けるのは意外にも最後に指名された、近鉄7巡目の近藤一樹だ。球界再編を経て移籍したオリックスでは故障に苦しんだが、ヤクルト移籍後に復調。18年には球団記録に並ぶ73試合に登板して42ホールドポイントをマーク。プロ17年目にして初タイトルとなる最優秀中継ぎを獲得した。 写真=BBM

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