ウィリアム王子&キャサリン妃のロイヤルツアーが大問題に!…延期要請を無視して強行か
ウィリアム王子&キャサリン妃夫妻が、イギリス国内の新型コロナ最前線で働く人々に感謝するために昨年行ったロイヤルトレインツアーは、善意に基づいたものであったかもしれない。 しかし、スコットランド政府が今週リリースしたEメールから、域内に移動規制が敷かれているためツアーを延期してほしいという政府の要請を、夫妻のスタッフが無視していたことがわかった。 ウィリアム王子とキャサリン妃は英国内を1250マイル(約2012キロ)にわたって旅し、複数箇所を訪ねる3日間のツアーを行なったが、当時「必要不可欠」な移動だけしか認められていなかったウェールズとスコットランドを訪問したことが、政治家たちに激しく非難された。 【写真】移動規制中のウェールズとスコットランドを訪問した、キャサリン妃&ウィリアム王子の“ロイヤルトレインツアー”を写真で振り返る ケンジントン宮殿はBAZAAR.comに、公務の旅はすべての規則に則り「イギリス、スコットランド政府、ウェールズ政府と相談の上、計画されたものだった」とコメントした。ところが、スコットランドの新聞『The National』がFreedom of Information(情報公開法)に基づき要求したところ、スコットランド政府関係者が王室に何度かEメールを送り、そのような微妙な時期にツアーを行うことは「深刻な影響を及ぼす」と警告していたことがわかった。 スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン首相の首席秘書官が、ウィリアム王子とキャサリン妃にあててEメールを送り(現地時間11月12日)、夫妻がスコットランド内の複数箇所に立ち寄り、エディンバラ駅でバグパイプの演奏による歓迎を受け、スコットランド救急車サービスを訪問するという計画に懸念を示した。 「ご存知の通り、現在スコットランドでは住民に地域間の不要不急の移動を避け、居住地域内での移動も最小限に抑えるよう要請しています」とジョン・ソマーズは書いた。 「個人的には、(トレインツアーは)多くの国民にとってたいへん意味のあることだと思います。ですが、私が懸念するのは実践面で、移動規制が敷かれている時に実行するのは難しいのではないでしょうか。私見ですが、現時点ではツアーを延期する可能性がかなり高いのではないかと思います」と加えていた。