保育士が園児を逆さづり、神奈川 第三者委が虐待行為認定
神奈川県秦野市の認定こども園で、女性保育士が園児を逆さづりにするなどの不適切保育があったとする調査報告書を、園が設置した第三者委員会がまとめた。提供を受けた保護者の代理人弁護士が29日、横浜市で記者会見して公表した。保育士の行為は身体的、心理的虐待行為に当たると認定している。 報告書によると、保育士は2021年度、園児3人を逆さづりにしたり、頭をたたいたりするなどの身体的虐待をした。保育士から暴力を受けたことは園児にとって恐怖や混乱が大きく心理的虐待にも当たると認定した。 22年3月、被害を受けた園児の保護者が匿名の手紙を園に送って発覚。園は第三者委を設置して事実確認を進めていた。