ルメールがトークショーで宣言「フランス人として凱旋門賞を勝ちたい。毎年トライしたい」
中央競馬の歴史を駆け抜けた名馬達を紹介する「JRA70周年記念展示~人と馬の物語~」の開催を記念して、クリストフ・ルメール騎手(45)=栗東・フリー=が13日、京都高島屋SCでスペシャルトークショーを行った。展示は12~23日の期間で開催されており、展示ナレーションは本年のJRA年間プロモーションキャラクターである佐々木蔵之介が務めている。 トークショーは世界ナンバーワンホースに輝き、コンビでG1・6勝を挙げたイクイノックスについての話題からスタート。「パドックで初めて彼に乗った時に既にすごい強い馬だなと感じましたね。最初からとてもコントロールしやすかったです」と、改めてファーストコンタクトを思い出し、感嘆の言葉を口にした。 一番プレッシャーを感じたレースについて聞かれると、「2度目の天皇賞・秋ですね。メンバー的にも負けられないレースでした。コースの適性も良かったですし、もし負けると騎手の責任」と振り返り、「レース後はしっかり自分の仕事ができたな、とプレッシャーが消えていくような感じ」と笑顔を浮かべた。 同じく主戦を務め、日本競馬史上最多となる芝G1・9勝を誇ったアーモンドアイ。2頭の似ているところに、「頭が賢いところとメンタル」と挙げ、「彼らは何をすればいいかを分かっています。朝の運動では全力を出さないけど、レースになるとパワフルに全て出してくれる。僕にとってはどっちもスペシャルな馬」と絶賛した。 「これまでに乗ってみたかった馬は?」という質問に対しては、ディープインパクトとタイキシャトルの2頭の名前をピックアップ。ディープインパクトは、「その背中ですごい加速を感じてみたかった」と口にし、マイル戦線で活躍したタイキシャトルについては、「スピードとパワーがたくさんあったし、見ていてかっこよかった」と話した。「フランス人として凱旋門賞を勝ちたい。毎年トライしたい」と今後への意気込みについても口にした。 抽せんで選ばれた100人だけでなく、立ち見で参加したファンに囲まれながらトークショーは40分ほど行われた。