松山市の土砂崩れ「技術検討委員会」土砂崩れの発生源について2つの可能性示される
南海放送
松山城の城山で土砂崩れが発生してあすで3か月となります。 きょう土砂崩れの原因究明を行う委員会が開かれ、土砂崩れの発生源について2つの可能性が示されました。 愛媛大学や国交省の専門家など11人の委員が参加する「技術検討委員会」では、土砂崩れの原因究明や再発防止策の検討を行っています。 3回目となったきょうの会合ではあわせて3回発生した土砂崩れの発生プロセスが示され、このうち、1回目は不安定化した斜面上部の急傾斜地で発生したとし、その起点については2つの可能性が示されました 1つ目は、雨により斜面で土砂が崩れ始めた可能性、2つ目は、30m以上の木が倒れたことによって土砂が崩れ始めた可能性です。 また現場の上部にあり、発生前から路面にひび割れが見つかるなど関連について調査が続く緊急車両道については、発生に直接の影響を与えた可能性は低いものの、道路の擁壁や盛り土の重さが斜面の変形に影響を及ぼした可能性があるとしました。 次回4回目の会合では、土砂崩れを引き起こした原因のひとつとして考えられている地下水の影響について、解析結果を踏まえ、発生メカニズムの精度を高めていくとしています。