森保監督「いい年越しができる」 W杯最終予選5勝1分けで首位独走…年明けに欧州視察へ
◆第104回 天皇杯▽決勝 G大阪0―1神戸(23日・国立競技場) 神戸が天皇杯決勝でG大阪を1―0で破り、5大会ぶり2度目の優勝を飾った。同試合を視察した日本代表の森保一監督は「決勝戦ならではの緊張感ある試合だった」と評した。 後半19分に神戸がロングボールから前線でパスをつなぎ、FW宮代大聖が決勝点。指揮官は「前線の起点を生かしてゴールに結びつけた戦術的なところもあるとは思いますけど、タレントの能力を生かして結果に結びつけた印象はあります」とたたえた。 日本代表は26年北中米W杯アジア最終予選のインドネシア戦(15日)、中国戦(19日)とアウェー2連勝。5勝1分けで首位を独走し、8大会連続のW杯出場へ王手をかけた。森保監督は「W杯出場に向けて、その先の目標に向けていい結果が得られた。そういった意味では、いい年越しができる」とかみしめた。 最終予選は6戦22得点2失点。高い得点力と堅い守備力が光る。「守備の堅さはレベルアップしながら、さらに攻撃力を上げていけているのは大きな自信になる。ただ、世界一を目指してる中で、今やってることをさらにブラッシュアップして、レベルアップして戦っていかなければ、世界の戦いではより勝つ確率上げられないというところは、点は取れてますし、失点は少なくなってますけど、もっと上げていかなきゃいけないと考えていかなきゃいけない」と強調した。 来年3月の次回活動まで約4か月間あり「映像では常に見られるので、できるだけいつも通り選手を見て、3月の活動につなげたい」。今後の欧州視察については「年明けに行きます」と明かした。
報知新聞社