ドクターイエロー2編成が揃い踏み! 2024年「JR東海 浜松工場へGO」に密着
引退が迫るドクターイエロー2編成に会えるツアーイベント
10月19日と20日、「見ると幸せになれる新幹線」こと923形「ドクターイエロー」2編成がJR東海浜松工場に集結。2025年1月に引退予定のT4編成と、2027年頃までに引退を予定しているT5編成が顔を合わせる、貴重な公開イベントが行われました。 これは、JR東海とJR東海ツアーズ主催によるツアーイベント「JR東海 浜松工場へGO」として企画されたもので、2日間で首都圏や静岡、名古屋、大阪などから約4000人が参加。ドクターイエローとの出会いを楽しみました。 JR東海の浜松工場は、東海道新幹線電車の検査・修繕を行う施設で、車両を定期的に部品レベルまで分解し、精密に検査・修繕する「全般検査」などを行っています。以前は、毎年秋の週末に誰でも自由に参加できる工場公開イベント「新幹線なるほど発見デー」が開催され、2019年には2日間で2万6700人が来場しました。しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、密集を防止する観点からイベントの開催が難しくなると、2021年に人数を限定した有料ツアー「新幹線なるほど発見ツアー」を実施。2022年には「JR東海 浜松工場へGO」とタイトルを変え、翌2023年には「新幹線なるほど発見デー」の終了も発表されました。JR東海は、「限られた人数でゆっくり、じっくりと浜松工場を楽しんでいただきたいため、開放型のイベントに比べ、ツアーで参加いただける形式が最適と判断しました」(東京広報室)と説明しています。 「JR東海 浜松工場へGO」の目玉のひとつが、各出発地から直接浜松工場へ入場する、N700Sによる団体専用列車の運行です。ツアーは午前の部と午後の部に分かれ、午前は東京始発の列車が品川・新横浜・浜松に停車して浜松工場へ。一方、午後には新大阪始発の列車が京都・名古屋と停車、豊橋駅で三島・静岡・掛川からの参加者も乗せて浜松工場へ向かいます。浜松工場ではそれぞれ約120分間の見学時間が設けられ、同じ編成に乗って帰途につきました。 【画像ギャラリー】「ドクターイエロー」が並んだ! 10月に開催された特別ツアーの中身