ワタミ・渡邉美樹会長が「3000店舗を目指す」と豪語? 買収が話題になったサブウェイの「590円朝食」の実力と課題
チェーン店の外食モーニングをこよなく愛するライター・ブロガー、大木奈ハル子さんの。連載「チェーン店最強のモーニングを探して」では、様々なチェーン店のモーニングをご紹介しています。 第104回、ご紹介するのは「サブウェイ」です。 飲食チェーンが密かにしのぎを削っているジャンル、それが「モーニング」です。集客の弱い時間帯である午前中の売り上げを強化すべく、朝の数時間だけ提供される限定メニューは、コスパ抜群かつ店の特色が強く表れ、どれも魅力にあふれています。 【画像22枚】ガラガラだけど実力は…? サブウェイの朝メニューはこんな感じ
■ワタミが買収したサブウェイ 今回はサンドイッチのチェーン店「サブウェイ」の朝限定メニュー「朝サブ」をご紹介します。10月25日に、居酒屋「和民」で一世を風靡したワタミが「サブウェイ」を買収しました。 あれから1カ月とちょっと「どれどれ、何か変化はあったのかしら?」ということで行ってまいりました! ■まずはざっくり今までのサブウェイの歴史をおさらい 「サブウェイ」は、1965年にアメリカで創業したサンドイッチのファストフードチェーンです。
日本では店舗の半数以上が関東エリアに集中しているため、お住まいの地域によってはブランドに馴染みがない方もいるかもしれません。しかし実は世界規模でみると、「マクドナルド」の約4万2000店に次いで、約3万7000店の店舗を展開する、世界第2位のファストフードチェーンなんです。 日本には1991年に上陸。当初はサントリーホールディングスが、マスターフランチャイズ契約を締結して運営を手がけ、日本人向けのメニュー開発に取り組むなどし、2014年には480店舗を達成しました。
その後、サブウェイ本社の方針変更により、契約の更新をせず2016年に契約を満了。アメリカ本社が一元管理をする方向へと舵を切ったのち、店舗数は半分以下まで減少していました。 2023年に創業者が死去したことにより、経営権は投資ファンドへ。運営方針の変更に伴い、ワタミ株式会社が日本でのマスターフランチャイズ契約を結び子会社化するというのが、日本での「サブウェイ」の30年間の紆余曲折であります。 ざっくり乱暴にまとめると、「日本の『サブウェイ』は、サントリーが試行錯誤していい感じになったところで、アメリカの本社に運営権が移ったら店舗数が半分以下に減ったので、これからはワタミがやるよ」という感じ、というところでしょうか。