【イベントレポート】「俺レベ」坂泰斗が作品にかける思い語る「得てきたものすべて詰め込むくらいの熱量で」
アニメ「俺だけレベルアップな件 -ReAwakening-」の上映記念舞台挨拶が本日11月30日に新宿バルト9で開催され、水篠旬役の坂泰斗、向坂雫役の上田麗奈、朝比奈りん役の富田美憂、上原悠真役の小林親弘が登壇した。 【動画】アニメ「俺だけレベルアップな件 -ReAwakening-」本予告(他23件) 第1期の特別編集版に加え、第2期の第1・2話が先行上映される「俺だけレベルアップな件 -ReAwakening-」。全世界で劇場上映され、日本では11月29日に封切られた。坂は世界での展開について「SNSでも日本だけなく、色んな国の言語で俺レベの感想を送ってくださって、本当に世界中で楽しんでいただける作品なんだなと実感しました」と喜びを語った。 Season2での演技の変化や意識したことについての話題では、坂が自身の演じる水篠旬について「タイトル通り旬が強くなっていく物語ではあるんですけど、声色や体格、見ている景色まで変化していくキャラクター」と考えを述べる。続けて「僕自身も収録のときは毎回新しいキャラクターを演じる感覚で、1話として前回と同じままの感覚で収録に挑めたことはなかった。Season2でもより深く、より広く、変化をつけてアプローチさせていただいているのでキャラクター性だけではなく、物語としての変化も感じていただけたら」と意気込みを伝えた。 上田は向坂雫について「人間離れしたような余裕な面持ちが印象的なキャラクターですが、Season2では余裕の面持ちではない心拍数の上がった雫ちゃんが見れるんじゃないかなと思います」と話し、「Season1では見られなかった表情とか内面を表現するにあたって、逆に変化をつけすぎないように、でも違った一面を見せるというのを意識するのはすごく難しかった」と収録を振り返る。続けく富田は「Season2からの本格参加ではありつつ、普段は年上の人に対して少し尖った表情をしがちなキャラクターなんですけど、Season2ではりんちゃんの乙女みたいな表情が見れて、そういう気持ちの機微は見どころかなと思います」と朝比奈りんの魅力を語った。一方で小林は「Season1では筋トレをしている様子しか写っていなかったけど、Season2で本格登場します!冷酷な一面が見れるんだとか?」と話して笑いを誘った。 アフレコについて聞かれると、上田が「Season2は大人数で収録できたからこそ、統一感があるなと感じます。S級とA級の違いを明確に感じて、改めて旬くんの異質さというのもすごく感じました」と収録の様子について話す。Season1は1人で収録することが多かったという坂は「大人数での収録はやはり空気感が全然違うなと感じました。緊張感や掛け合い、作品の空気感を皆さんで一緒に作れているなと感じました」と大勢での収録を歓迎した。富田も「スタジオにぎゅうぎゅうになるくらい大人数で収録していて」と説明。自身の演じるりんに触れ、「Season2のりんちゃんは旬くんの声を聞かないと成立しないなみたいなシーンが多かったので、そういう面でも全員で収録できてよかった」と笑顔を見せた。 作品タイトルにちなんで「最近レベルアップしたこと」をキャストたちが答えていく場面も。坂は「趣味でやっているダーツのカウントアップのアベレージが550くらいまでレベルアップしました!家にボードがあって長いときは5時間くらいレベルアップに勤しんでます」と熱中する趣味についてトーク。上田は初めて健康診断に行ったことを告白し「ちゃんと異常なしと診断をもらって安心を得ることができたことがレベルアップしたなと思います」と話した。同じく健康診断の話題を出した富田は「身長が0.5センチレベルアップしました!大人になっても伸びるんだなと感じました」と報告。続けて小林が「靴のサイズが27センチになりました。この年になっても靴のサイズが変わるんだなと感じました」と富田のトークに被せると、会場が笑いに包まれた。 最後の挨拶では小林が「旬とは対照的で冷酷な一面もある、本編鑑賞前の皆様に語るにはすごく難しい役なんですが、作品をご覧いただけたらその意味がとてもよくわかると思います!とても面白い作品ですのでぜひご期待ください!」と観客に呼びかける。富田は「基本的にシリアスで殺伐としたシーンが多い中で、きゅんとするようなポイントが多かったSeason2だったなと思います。ぜひそんなところも注目してください!」とアピールした。 上田は「旬くんがどういう人でどうやってレベルアップをして何を失っていくのかが、すごくわかる作品だなと思います」と作品を紹介。さらに「そんな中で周りの登場キャラクターは謎に包まれていることも多くて、雫もその1人。一体雫はどういう人なんだろうと想像を含ませながらご覧いただけたらより楽しんでいただけるかなと思いますし、何よりも旬くんの圧倒的熱量を大スクリーンで酔いしれながら楽しんでください!」とコメントする。坂は「声優だからこそつけられる変化や表現を、僕が今までに得てきたものをすべて詰め込むくらいの熱量で演じさせていただいています」と並々ならぬ思いを伝え、「映像と音楽、戦闘描写であったり、すさまじい熱量を感じる作品になっていますので、ぜひ作品の持つ熱量に当てられていただけたらと思います。本日はありがとうございました」と改めて感謝の言葉を述べ、イベントを締めくくった。 (c)Solo Leveling Animation Partners