「一生残るからこそ気持ちがいい」私がタトゥーを愛する理由
日本では未だ根強くある、タトゥーへの偏見。それでも多くの人が、体に思い思いのタトゥーを残している。見ただけではわからないけれど、彼らにとっては意味深いタトゥーも。 【拡大写真】A VIRGINさんが入れているタトゥー コスモポリタンでは、そんな彼らにタトゥーを入れた理由を聞いてみました。
――初めて入れたタトゥーを教えてください。
初めてのタトゥーは、太ももにある天使のタトゥー。最初は、自分の大事な部分を守ろうと思って入れました。今は特に意味はないんですけどね。 お姉ちゃんがもともとタトゥーを入れてて、ずっと入れたいなと思っていて。ある出来事をきっかけに、今だ!と思って天使のタトゥーを入れました。
――A VIRGINさんにとって、タトゥーの魅力とは何ですか?
自分だけの愛おしいモノとずっと一緒にいれること。ライブをするとき、ステージに立ったとき、衣装を選ぶとき、裸になったとき、気分が上がるよね。あとは絵が好きだから、自分に絵を描いているという感じです。
――若い世代では、タトゥーを入れるか悩んでいる人も多いですよね。
自分はタトゥーを入れて、嫌な思いをしたことは一度もないかな。入れたいなって思ったら、入れてみるといいと思います。小さいタトゥーも入れてる人もいるし。 タトゥーを入れるなら、隠さないで堂々としていればいいと思います。タトゥーをマイナスに捉えている人がいても、温泉で出会った知らないおばあちゃんとかも「あら~かわいいね~」って言ってくれたり。自分がいいなって思ったものを入れてれば、温かく接してくれる人もいました。かわいかったら、世代は関係ないかもね。 たとえ後悔しても「若いときに入れたな」と思って、愛おしいぐらいのいい思い出にしていけばいいじゃないかなって、私は思います。タトゥーの問題でなくとも、後悔がない人なんていないと思うんです。みんなは、一生残るものだからって色々考えると思うけど、私は“一生残る”っていうことが気持ちがいいし、わかりやすい。結局は何事も、なんとかなるかっていう気がしています。
――こんな世の中になっていったらいいなと、思うことがあれば教えてください。
タトゥーが入っている人に対して、もっとフラットな考えになったらいいかな。見た目だけで判断する必要はないと思ってて。だってその人のやってることのほうが大事だから。 日本だと隠さないといけない場所も、まだまだあるじゃないですか。タトゥーを入れたから悪いことする訳じゃないし、入れたことで気分が上がったり、ハッピーな気持ちになるなら幸せなものなのかなって思います。