ゼレンスキー氏、NATOや欧州首脳らと会談 支援強化や安保協議
Andrew Gray Lili Bayer [ブリュッセル 18日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長や欧州連合(EU)首脳らと会談した。今後のウクライナ支援やより長期的な安全保障について協議した。 ゼレンスキー氏は会談について記者団に「ウクライナの安全保障について話す非常に良い機会」だと語った。 ルッテ氏との会談については「ウクライナの防空を強化し、我々が一丸となって達成しようとしている和平の信頼性を確保する」ことを中心に重要な会談を行ったとXに投稿した。 ロシアのウクライナ侵攻を巡ってトランプ氏は早期の戦闘終結に意欲を示しており、米国の今後の支援を巡り不透明感が高まっている。そうした中で今回の会談は行われた。 ルッテ氏は会談について、ウクライナが和平交渉に入ることを決定した時に、ウクライナの戦力を後押しするため、防空システムや武器をさらに提供することで同国が「最善の状態にある」ことを保証するということに焦点が当てられたと述べた。 ルッテ氏とゼレンスキー氏はその後、他の欧州首脳らと会談。外交筋は参加者について、ドイツのショルツ首相やイタリアのメローニ首相、ポーランドのドゥダ大統領、EUのフォンデアライエン欧州委員長などを挙げた。