ワクチン先行接種、岐阜県内でも始まる 県医師会会長「有効性は大いに期待できる」
新型コロナウイルスワクチンの先行接種が岐阜県内で始まり、初日の19日は、岐阜市内の病院で、66人の医療従事者が接種を受けました。 県内で初めてとなる新型コロナウイルスのワクチン接種が、医療従事者に対して先行して始まりました。 初日の19日、ワクチン接種を受けたのは、岐阜市にある国立病院機構・長良医療センターに勤務する医師や看護師ら合わせて66人です。 最初に接種を受けた、医療センターの松久卓院長は、会見で、ワクチン接種の意義を強調しました。 ※長良医療センター 松久卓院長 「岐阜県でも新型コロナウイルスワクチンの接種が始まりました。できるだけ多くの人にワクチン接種を受けてもらい、新型コロナウイルスが収束に向かうことを願っている」 接種を受けた66人のうち、女性2人が、くちびるのしびれと息苦しさが出たということですが、いずれも軽症で、30分程度で回復したということです。
医療センターでは、勤務する医療従事者のうち、希望している334人に対して、2月26日までに1回目の接種を終え、その後、経過観察を行いながら、3月19日までに2回目の接種を完了させたいとしています。 岐阜県医師会の河合直樹会長は、ワクチンについて、95%近い発症予防効果を発揮しているイスラエルの事例を挙げて「有効性は大いに期待できる」としています。