国民・玉木代表 広瀬めぐみ参院議員「事実であれば、議員辞職に値する」「起訴された方も議員の中に」
国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が30日、国会内での定例会見で、国から勤務実態のない公設秘書の給与をだまし取った詐欺の疑いで、東京地検特捜部が自民党の広瀬めぐみ参院議員(58)の関係先を家宅捜索したことを受け「もし事実であれば、議員辞職に値する案件」と述べた。 【写真】セクシー女優が〝転身〟 国民民主党元議員スタッフへ 玉木氏は「過去、秘書給与を違法に受領したということで起訴された方も今の議員の中にもいらっしゃる。やっぱり軽くない罪」と指摘。「離党して(自民党が)離党届を受理して終わりということでは済まない案件。党としてもしっかり調べて処分をすべき」と強調した。 違法な香典配布をめぐり、堀井学衆院議員(52)=自民を離党=が、東京地検特捜部から捜索を受けたことにも触れ「もういい加減にしてほしい。我々もそう思うし、国民の皆さんもそう思っているんじゃないですかね。短い期間にガサ入れが(議員)会館であるとか、自宅であるとか、自民党の現職の議員に入るというのは由々しき事態」と非難した。 その上で「裏金問題でこれだけ騒がれていて、政治とカネの問題に対して厳しい視線が向けられている時に、今回は秘書給与の詐取ということになるんだと思いますけど…こういったことがいまだに行われていることは反省がないということに尽きますし、ますます政治不信、特に自民党政治に対する政治不信を高める結果に繋がっている。極めて遺憾」とした。 玉木氏は、堀井氏が自民党派閥の政治資金パーティー事件にからむ「裏金」を、スーツ代やサウナ代に流用したとの疑いがあるとして「2月に自民党が行った自主的な調査の中では『私的に使ったものはなかった、人もいなかった』という報告でしたから、それが既に覆されている可能性がある」と切り捨てた。 「徹底した再調査、調査のやり直しですね。今回のような秘書給与の詐取のような問題を含めて、徹底した再調査を行うべき」と迫った。 (よろず~ニュース・杉田 康人)
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