“糖質オフより「糖類オフ」が大事”ってどういうこと?【ダイエットの常識&非常識】
ダイエットにまつわる最新情報を選りすぐってお届けするこの連載。気持ちよく、理想的な体を手に入れるメソッドを追求します! 今回は、ダイエットの基本を「栄養」「メンタル&ブレイン」「運動」の3つの方向から教えてくれる『1日1ページで痩せるダイエットの最強の教科書』(日本文芸社)から、今すぐ取り入れられるダイエットのヒントを3回に分けて紹介します。 第1回目に紹介するのは、食べるものの選び方や食べるタイミングなど、太らない食べ方のコツ。イベントが増える年末年始のダイエットにぜひ役立てて! 最新ダイエットニュースはこちら!
「糖質」自体はOK。ダイエット中に減らすべきは「糖類」
食生活を変えるダイエットをしようと思い立ったら、まずはじめるのが「糖質オフ」という人も多いでしょう。しかし、「ダイエットで減らすべきは糖質そのものではなく、糖質のなかでも、単糖類や二糖類など『糖類』といわれるものです」と教えてくれたのは、数多くのメディアで運動指導やダイエット法を監修されている坂詰真二さん。 「糖質は、たんぱく質、脂質と並ぶ三大栄養素のひとつ。特に炭水化物の大部分を占める糖質は体や頭を働かせるメインエネルギーになるので、糖質をまったくとらないのは間違ったダイエット法です」 では、ダイエット中に減らすべき「糖類」って、どんなものなのでしょう? 「糖質のなかでも、果物などに含まれる『果糖』や『ブドウ糖』といった『単糖類』と、ブドウ糖と果糖がつながった砂糖などの『二糖類』を総称して、『糖類』といいます。 一方、ごはんやパンなどに含まれる『多糖類』も糖質ですが、糖類とは区別されます。 こうした主食は適量を食べてもOK。甘いスイーツや果物のとりすぎに注意すればいいのです。 主食などに含まれる糖質は消化・吸収が穏やかですが、糖類は血糖値を急上昇させて体脂肪のため込みを促すからです。 さらに、血糖値が急上昇したあとは急降下するので、強い空腹感を感じ、過食の原因にもなりやすいのです」 つまりダイエット中でも食べすぎに気をつければ、主食をとることは問題ないそう。 気をつけたいのは糖類とは気づかずに口にしている“あるもの”。 「食事のときに使うソースやドレッシングの中で甘みや旨味の強い調味料には、糖類を大量に含む液状の甘味料が加えられています。ダイエット中、調味料はできるだけ甘みが少ないものを選びましょう」