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「慰安婦」憩いの場の悲痛な表情「キル・ウォノクさん16年間世話した方なのに…」

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ハンギョレ新聞

ユン・ミヒャン議員、すすり泣きながら訪問客迎える 「所長を察することできなかった」文章を上げ  キル・ウォノクさんの息子 「母を16年間世話してくれた方…胸痛む」

 日本軍「慰安婦」被害者をかたわらで支援してきた「平和のウリチプ(わが家)」のソン・ヨンミ所長(60)の死亡が伝えられた7日朝、ソウル麻浦区延南洞(マポグ・ヨンナムドン)の平和のウリチプの前は衝撃に包まれたように重苦しい静寂が流れていた。同日午前10時頃にソンさんの訃報が確認されると、慰安婦被害者の憩いの場「平和のウリチプ」には取材陣が集まった。  取材陣より先に現場に到着していた共に民主党のユン・ミヒャン議員の姿も見られた。2004年にソンさんに憩いの場の仕事を担ってほしいと頼んでから、ずっと家族であり同志として過ごしてきたユン議員は、黒の上着を着て、すすり泣きながら「平和のウリチプ」を訪れる人々を迎えた。ユン議員は同日午後、フェイスブックで、「(私は)後ろへ退く場所もなく、横に避ける道もなかったので、前に進むしかない、そう思って耐えてきた。自分がつらいことばかり考えて、所長のつらさは察してあげられなかった」とし「本当に申し訳ない」と述べた。  また、正義記憶連帯(正義連)の現関係者や被害者の遺族たちも悲痛な面持ちでウリチプを訪れた。キル・ウォノクさん(92)の息子Fさんはこの日午後にウリチプを訪れ、「16年間母を世話してくれた方が亡くなり、非常に胸が痛む」と心境を語った。現在ウリチプに住む慰安婦被害者はキルさん一人だ。  ウリチプの内外では、分別のない取材を続けてきた一部のメディアに対する怒りが何度も爆発した。ウリチプを訪れたある男性は記者たちに向かって、「みなさんが毎日ここに来てベルを押したことで(故人が)どれだけ苦しめられたか分かるか。今すぐ帰ってくれ」と訴えた。また別の関係者も「故人に対する礼儀を守っていただきたい。(写真)一枚すら出してはならない」と述べた。午後2時10分頃、現在の状況に対する声明を発表するためにウリチプの外に出てきた正義連のイ・ナヨン理事長も、取材陣に対して不快感を表した。イ理事長は声明を朗読する前に、向かいの建物の屋上から撮影を試みている記者に対し、「パパラッチのように上からカメラで撮らないいただきたい」と述べた。正義連はこの日の声明で、「(ソンさんは)マスコミの過度な取材競争により殺到する電話や呼び鈴の音、カメラの洗礼で不安な日々を送っていた」と述べた。 オ・ヨンソ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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