“政治資金規正法違反”の可能性も…伊藤忠彦復興相が代表務めた自民党支部 収支報告書を10年以上提出せず
衆議院愛知8区が地盤の伊藤忠彦復興大臣が代表を務めていた自民党の支部が、2009年から2年間分の政治資金収支報告書を提出していなかったことがわかり、伊藤大臣は12月13日の予算委員会で謝罪しました。 【動画で見る】“政治資金規正法違反”の可能性も…伊藤忠彦復興相が代表務めた自民党支部 収支報告書を10年以上提出せず 伊藤忠彦復興相: 「素直にお詫びを申し上げたいと存じます。誠に申し訳ありませんでした」 2024年12月13日、参議院予算委員会で謝罪したのは、衆議院愛知8区が地盤の伊藤忠彦復興大臣です。 愛知県選挙管理委員会によりますと自民党知多市支部は、伊藤大臣が代表を務めていた2009年と2010年の政治資金収支報告書を、10年以上提出していませんでした。
収支報告書が2年連続で未提出の場合、政治団体の届け出が無いとみなされ、以降の寄付の受付や支出は政治資金規正法に違反する可能性がありますが、支部ではその後も、自民党県連からの交付金などを受け取っていました。
13日午後の参議院予算委員会で、伊藤大臣はその問題を追及され、謝罪しました。 伊藤忠彦復興相: 「私が当該団体の代表を務めておりましたのは、2010年の春まででございまして、その後の当該団体の活動内容については承知していることではありませんが、私が関係していた団体についてご心配をおかけしたことについては、素直にお詫びを申し上げたいと存じます。誠に申し訳ありませんでした」
未提出の収支報告書は、自身が代表であった期間ですが「その後の活動内容は承知していない」と詳細の説明を避けました。 立憲民主党の田島麻衣子参院議員: 「どのように責任を取られますか?」 伊藤忠彦復興相: 「しっかりと今後こんなことがないように引き締めてまいりたいと思いますし、自分自身も引き締めてやってまいりたいと思います」 未提出は、去年2023年の愛知県議選後に、支部長の変更ができなかったことで発覚。2024年3月になって、10年以上前の収支報告書を提出したということです。 「政治とカネ」の問題が注目され続けるなか発覚した問題。丁寧な説明が求められますが、伊藤大臣の事務所などは13日午後5時時点では取材に応じていません。