VR・ARで自動車整備の教育を 愛媛日産が説明会
愛媛日産自動車は22日、松山市宮西2丁目の本社で、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)技術を駆使した開発中の自動車整備士教育コンテンツの説明会を開いた。県内の市議や企業関係者ら約20人が参加し、VR活用の可能性を探った。 参加者は、VRゴーグルを装着。360度カメラで撮影した、タイヤの取り外しやブレーキの整備などの動画を見た。元々タイヤが付いていた部分をのぞき込んだような視点なども体感し、仮想空間上で拡大縮小できる部品を動かした。 同社の担当者は、整備士不足や自動車技術の高度化に伴う教育時間の不足などが問題になる中、デジタル技術を活用した教育や研修の効率化を模索していると説明。「VRで実技に近い教育ができるのではないか」と期待を示した。
愛媛新聞社