サントリー・高橋藍がウィニングアタックで死闘に終止符「弟として決めないと」兄・塁のサーブに発奮
◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ 第8節第2日 サントリー 3(25―20、25―19、17―25、23―25、15―13)2 日鉄堺(29日、エディオンアリーナ大阪) 昨季Vリーグ覇者のサントリーがフルセットの末、日鉄堺に3―2で競り勝ち、本拠地での2連勝を飾った。2時間29分の死闘を制し、今季10勝目(4敗)。一方の日鉄堺は、開幕4連勝後の連敗が10に伸びた。 サントリーは今季加入した高橋藍が、フル出場した28日の第1戦に続いて2日連続で先発。途中交代を挟みながらも全5セットでコートに立ち、3日の東京GB戦(有明アリーナ)後に訴えた左足首違和感の影響を感じさせない軽快な動きを見せた。 試合では、サントリーが最初の2セットを小刻みな点の取り合いの末に連取。しかし、続く第3、4セットでは日鉄堺が粘り強さを見せ、2―2に持ち込んだ。 15点を先取すれば勝利が決まる最終第5セットでは、13―13からサントリーが14点目を挙げてマッチポイント。最後は、藍が兄・塁のサーブで崩された相手に強烈なウィニングアタックを放ち、激闘に終止符を打った。 華麗な一撃でこの日のPOM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)を獲得した藍は、「もう、そんどかったです」と苦笑い。それでも、お立ち台では「(最後は)塁がサーブを打っているので、弟として決めないと」と1学年上の兄との仲の良さを見せつけ、赤一色に染まった会場を盛り上げた。
報知新聞社