ガジェットポーチに適した無印良品の「自由に組み合わせられる収納ケース」はどれ? モノを入れて検証してみた
携帯したいものを持ち歩けるか?
仕事柄、筆者は取材などに出掛けることが多い。イベント取材の場合は丸1日を外で過ごすこともあり、万が一のためにさまざまなガジェット類を持ち歩く。今回は、収納ケースのレビューということで、「できれば持ち歩きたいもの」「最低限、持ち歩きたいもの」「スマホと組み合わせて持ち歩きたいもの」を用意した。 箱型(1490円) まずは、一番収納力の高そうな箱型に入れていこう。メッシュポケットや仕切りとなるジッパーポケットなどがあるので、アイテム同士がぶつからずに済みそうだが、果たしてどれだけのものを入れられるのだろうか。 これだけでは何が入ってるのか分からないので、最低限持ち歩きたいものセットからはみ出してしまったものも一緒に写真に収めた。 こちら、最低限持ち歩きたいものセットのうち、薄型の5000mAhモバイルバッテリーのみが入りきらなかった。こちらはBelkinのMagSafe対応タイプなので、常にiPhoneの背面に取り付けておけば問題が解決しそうだ。 別の組み合わせとして、「腰を据えて作業したいときに持ち歩きたいもの」セットも作ってみた。電源の取れるカフェやコワーキングスペースなどで、サブディスプレイ(または持参のモバイルディスプレイ)を使って作業することを想定したセットだ。 この組み合わせであれば、問題なく収まることがわかった。なお、ドッキングステーションとマウスがぶつからないよう、エレコムのクリーニングクロスを間に挟んだ。損傷も防げるし、家では気付かなかったハードウェアの汚れを拭き取れるので一石二鳥だ。 箱型のサイズは約17(幅)×8.5(奥行き)×8.5(高さ)cmとなっている。 円筒型(1290円) 幅が最も広いのが、この円筒型の収納ケースだ。しかし、「円」形のため角張ったデザインの多いガジェット類との相性が悪く、最低限持ち歩きたいものセットのうち、ボールペン、完全ワイヤレスイヤフォン、小さい方のモバイルバッテリーと予備のSDカードを入れることができなかった。 ポケット類や仕切りがないため、ガジェット同士がぶつかるのも気になった。メガネ拭きのような薄手のクロスを入れて防ぐしかなさそうだ。 円筒型のサイズは約18(幅)×9.5(奥行き)×9.5(高さ)cmだ。 薄型小(990円) 次は最も小さいサイズの薄型小の収納ケースだ。こちらはそもそも「あまり入らんじゃろ」と思い、PCではなく、Galaxy S23 UltraまたはAndroidタブレットやiPad Proなどのタブレットで作業することを想定したセットだ。 入れられたのは、小さいサイズのモバイルバッテリー、完全ワイヤレスイヤフォン、充電にも使えるケーブル、ペン型マウス、そしてUSB Standard-A to USB Type-C変換アダプターだ。よく考えてみたら、変換アダプターはいらなかったかもしれない。 薄型小のサイズは約17(幅)×2.7(奥行き)×9.5(高さ)cmだ。 縦型(1290円) 「使えそう!」と思って選んだものの、最も使い勝手が悪いと感じたのが収納ケース 縦型だ。なぜ使いづらいと感じたかというと、縦型なので小物をあれこれ入れると、下に入れたものが取り出しづらいし、上に入れたつもりでも振動で上下が入れ替わってしまう場合もある。ポケット小に小物を入れられるのが唯一の救いか。 筆者の場合、タブレットにもなる3 in 1 UMPCにキーボードを組み合わせた作業環境を家でも外でも使っているので、このセットがあれば電源の取れない場所でもバッテリー残量を気にせず作業できるようになる。ケーブルを1本しか収納できなかったので、モバイルディスプレイはワイヤレス接続タイプを用意しないと厳しそうだ。もしくは、CIOのシリコンケーブルのように柔らかくて短い充電用ケーブルを用意すれば解決するかもしれない。 縦型のサイズは約9.5(幅)×2.7(奥行き)×17(高さ)cmとなっている。