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マスク着用、握手代わりにグータッチ…コロナで様変わりの選挙戦 候補者「手応えありません」 

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沖縄タイムス

[2020県議選 6・7投開票]  6月7日投開票の県議会議員選挙が29日、告示された。新型コロナウイルス感染症の感染拡大が懸念される中での県議選で、各候補者は告示日最初の出発式から感染対策に神経をとがらせた。マスク着用に徹底した消毒、ぎこちないグータッチ、「3密」の回避-。これまでの選挙とは異なる候補者や支持者、関係者の様子を追った。(社会部・西里大輝、光墨祥吾)  「人数がだんだん増えています。3密を避けるため間隔を2メートルほど空けてください。ご支援をお願いします」。ある新人候補者の出発式で司会者が街頭の支持者に呼び掛けた。この日、約50人が集まっていた。  候補者の隣にはフェースガードをつけた手話通訳者の姿。陣営の男性スタッフは消毒液と検温器を手に、マスク姿の支持者を回る。応援演説が終わる度、女性スタッフがマイクをタオルで拭き取る徹底ぶりだ。  新型コロナの影響で、集会や人に会うことを控えてきた。握手を求められて、手を握り返す場面もあったが、なるべく「よろしくお願いします」との声掛けだけにとどめた。「限られた活動の中で、何ができるのか。ここまできたらやるしかないが、良くも悪くも選挙戦の手応えがありません」と苦笑いした。  現職の候補者は演説時もマスクを外さなかった。新型コロナ対策を政策に掲げる以上、「人混みでは必ず着用する」と決めている。額には汗。表情は見えづらいが、いつも以上に声を張り上げた。  3密対策で支持者には出発式への参加呼び掛けをしなかったが、選挙事務所前には100人近くが集結した。道幅は約3メートル。「思った以上の集まり」とスタッフは逆に頭を悩ませる。通路を空けるよう促すと、支持者は横並びになり、30メートルぐらいの列が二つできた。ただ、密を完全には回避できない。その中を拍手で見送られ、支持者とグータッチし、遊説に出掛けた。  遊説先で熱心な年配の支持者が握手を求めてきた。「ありがとうございます」と求めに応じた。新人候補者と同様、これまで集会も開けず、握手もできなかった。「用心は必要だ。でも握手して、選挙が始まったと実感できた」

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