大損必至!? [買い替え負け組]にならないための[クルマにやっちゃいけない基本のキ]
クルマを手放すことを考えている人にとって、愛車の売却や下取り時の価格は、一番気になるところ。人気の車種や高年式のクルマであってもリセールバリューを下げてしまう、3つのタブーとは……? 【画像ギャラリー】リセールバリューが激落する3つのタブーとは?(11枚) 文/井澤利昭、写真/写真AC、日本自動車鑑定協会、アイキャッチ画像/buritora@Adobe Stock
■「修復歴あり」のクルマはリセールバリューがかなり低め
クルマを売却や下取りに出す際のリセール価格は、そのモデルの人気度や年式、走行距離などさまざまな要素で変わってくる。 中古車市場であまり需要のないモデルや年式が極端に古いもの、走行距離が長いものなどは、当然ながらリセール時の価格が下がってしまいがちだが、それ以外にもクルマの価値を下げてしまう原因となることがいくつかある。 なかでも大きく愛車の価値を落としてしまう原因となるのが、事故や災害などによるクルマの破損だ。 特にフレームやピラー、フロアといったクルマの骨格となる重要な部分が破損してしまったクルマは、仮に修理が完了して外見上は問題ないように見えても、性能面や安全性が十分ではないのでは?という疑いを持たれかねない。 そうしたクルマは中古車市場では「修復歴あり」となってしまうため、売却や下取りの際も高く売ることが難しいのが一般的。 事故を起こしていない同型のクルマと比較して買い取り価格が数十万円も安くなってしまうことも多い。 また「修復歴」としてはカウントされないボディのキズやヘコミなども、やはり買い取り時の印象を悪くし、価格が下がる原因となる。 破損した個所の状態によって事情は変わるものの、1cm以上の大きめのキズがボディにあるなら、査定に出す前にきちんと直しておくのが得策だろう。 クルマの破損やボディにキズができる原因となる事故を避けるためにはやはり、日頃から安全運転が大切。そうすることが結果として、愛車のリセールバリューを高めることになるわけだ。