『ルチャドールの先駆者』グラン浜田の深刻な病状を娘・文子が報告「昭和のレスラーは本当に強いです」
「大好きなパパ、頑張ってくれてありがとう」
日本とメキシコの両国でプロレス界を支えてきた元プロレスラーのグラン浜田さんの深刻な病状が、娘で女子プロレスラーの浜田文子のSNS投稿を通じて明らかになった。 【動画】『武藤敬司&ミル・マスカラス&ドス・カラスvsアブドーラ・ザ・ブッチャー&グラン浜田&愚乱・浪花』蔵出し映像 文子は11月29日にSNSで父の現状を報告し、多くのファンがその健康を案じる声を寄せている。 文子の投稿によれば、グラン浜田さんは11月上旬から医師により「非常に危険な状態」と診断され、16日には喉と腹部を切開する手術を受けたという。 酸素吸入や栄養補給を続けながらも、「昭和のレスラーは本当に強いです!」と娘が語るように、不屈の闘志を見せている。 その投稿には、家族の深い愛情とともにファンへの感謝の気持ちが込められていた。 群馬県前橋市出身のグラン浜田(本名:濱田廣秋)さんは、1972年に新日本プロレスでデビュー。柔道の実績を持つ異色のルチャドールとして、メキシコと日本の両国で活躍し、4階級制覇を達成。 日本人初の本格的ルチャドールとして、ルチャリブレの日本普及に大きく貢献した。小柄な体格ながら、シュートの強さとプロレスセンスでメキシコの過酷な環境を切り抜けた経歴も、多くのレスラーに影響を与えている。 1980年代以降は全日本プロレスやユニバーサル・プロレスリング、みちのくプロレスなどで活動。娘の浜田文子と親子タッグを結成し、数々の試合でファンを沸かせた。 近年は健康問題に直面しながらも、プロレス界に深い足跡を残し続けている。 文子は父の74歳の誕生日を祝う投稿で「大好きなパパ、頑張ってくれてありがとう」と語り、その強さを称えた。 グラン浜田の歴史を知るファンからは、早期回復を祈る声が相次いでいる。 プロレス界のレジェンドが再び笑顔を見せる日を、多くの人々が願っている。
プロレスTODAY