シンガポール航空、羽田再開延期 緊急事態再発令で、既存路線は継続
シンガポール航空(SIA/SQ)は1月13日、再開を計画していた羽田発着便について、18日からの運航開始を延期すると発表した。日本政府が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染再拡大に伴う緊急事態宣言を再発令したことによるもので、再開日は未定。既存の成田と関西、中部、福岡の各路線は運航を継続する。 同社はシンガポール-羽田線のうち、羽田を夕方に発着するSQ632/633便を、18日から週7往復(1日1往復)で再開する予定だった。日本政府が8日から2月7日まで東京と神奈川、埼玉、千葉の1都3県を対象に緊急事態宣言を発出していることから、再開の延期を決めた。 羽田線の再開日は未定で、緊急事態宣言の解除後となる見通し。現時点では夜に発着するSQ634/635便について2月9日から再開を計画しており、2月中は火曜と木曜、日曜の週3往復、3月からは1日1往復を見込んでいる。機材はエアバスA350-900型機の中距離仕様機で、座席数は2クラス303席(ビジネス40席、エコノミー263席)を投入する。 予定している運航スケジュールは各日共通で、羽田行きSQ634便はシンガポールを午後2時5分に出発し、午後9時40分に着く。シンガポール行きSQ635便は午後10時55分に羽田を出発し、翌日午前5時15分に到着する。 現在シンガポール航空は成田線と関空線を1日1往復、中部線を週3往復、福岡線を週1往復運航している。
Yusuke KOHASE