KYBで新たなデータ改ざん 中島社長らが会見(全文1)原点調整が行われていた事実を確認
油圧機器メーカーのKYBと子会社による免震データ改ざん問題で、KYBの中島康輔社長らが19日に記者会見を開き、新たな改ざん行為が確認されたと発表した。 【中継】免震データ改ざんで新たな不正 KYB中島社長らが会見(2018年12月19日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードはYouTubeのTHE PAGEチャンネル上の「免震データ改ざんで新たな不正 KYB中島社長らが会見(2018年12月19日)」に対応しております。 ◇ ◇
中島社長によるおわびと概要説明
司会:本日はお忙しい中、当社および当社の子会社が製造した建築物用免震・制震用オイルダンパーの検査工程等に不適切行為、追加事象についての記者会見にご出席いただき、誠にありがとうございます。本日司会を務めさせていただきます、KYB株式会社経営企画本部の【イシカワ 00:01:39】でございます。本日は遅い時間での会見となり、大変申し訳ございません。ただ今より記者会見を始めさせていただきます。 まず初めに弊社の説明者をご紹介させていただきます。皆さまから向かって中央右手、KYB株式会社、代表取締役会長兼社長執行役員の中島でございます。続きまして、中央左手、カヤバシステムマシナリー株式会社、代表取締役社長の廣門でございます。向かって左手、KYB株式会社、取締役専務執行役員の齋藤でございます。向かって右手、KYB株式会社執行役員の坪井でございます。それでは弊社代表取締役会長兼社長執行役員の中島よりおわびと概要についてご説明をさせていただきます。 中島:KYB株式会社社長の中島でございます。11月15日に不適切行為の追加事象の第一報を公表させていただきました。本日まで1カ月以上ご報告が遅れ、皆さまにご心配とご不安をお掛けしましたことをまずはおわびを申し上げます。 10月16日の公表以降、関係者の皆さまへご説明をしつつ、また建設会社さまはじめ、皆さまのご協力をいただき、対象物件の構造安全性の検証を進めてまいりました。しかしながら、外部調査委員会による事実確認の過程で新たな不適切行為の疑いが生じ、社内にて調査した結果その行為を確認し、11月14日に国土交通省へ報告をいたしました。 構造安全性の検証に影響を及ぼす可能性があることから第一報を公表させていただき、その後、外部調査委員会での調査内容や検査機そのものの検証、またこれ以外の不適切行為がないことの確認などを行ってまいりました。追加の事象につきましては免震・制震用オイルダンパーの検査機において、10月16日に公表させていただいた係数書き換え以外の調整により基準内に入るようにしていた事実を確認いたしました。このような不適切行為を複数年にわたり継続していたこと、また社内調査で判明できなかったことについて、深く反省をしております。追加事象による影響について関係者の皆さまへ丁寧にご説明をするとともに、あらためて構造安全性の検証をスピードを上げて進めてまいります。皆さまに多大なご心配とご迷惑をお掛けしましたことを、心より深くおわび申し上げます。誠に申し訳ございません。 司会:それでは誠に恐縮ではございますが、着席をさせていただき、本件の経緯につきまして坪井よりご説明を申し上げます。