アンチェロッティ、“黙れ”ジェスチャーで批判を浴びるヴィニシウスを擁護「そもそも彼はひどい扱いを受け続けている。私でも耐えられない醜い扱いだ」
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が16日に記者会見に出席し、レアル・ソシエダ戦の振る舞いで批判を浴びるFWヴィニシウス・ジュニオールについて言及している。 14日に行われたラ・リーガ第5節、敵地レアレ・アレナでのレアル・ソシエダ戦(2-0)で、PKから1ゴールを決めたヴィニシウスだが、プレー以外の振る舞いで物議を醸した。前半にはボールがないところでMF久保建英に肩でぶつかり、またゴールを決めた直後には一部スタンドに向けて人差し指を口にあてる“黙れ”のジェスチャーを行っている。 17日のチャンピオンズリーグ、シュトゥットガルト戦の前に会見に出席したアンチェロッティ監督は、こうしたヴィニシウスの振る舞いの是非について問われ、違うところに問題が存在していることを強調。アウェースタジアムの観客が同選手に対して、あまりにも敵意を剥き出しにしていると指摘した。 「ヴィニのゴールパフォーマンスは、もう何度も起きているとても醜いアクションに対するリアクションだった。彼に対する侮辱はいつだって存在している。あんな扱いは誰にとっても耐えられるものではない。私だって無理だよ」 「彼は試合が始まるときから侮辱されていたんだ。今、起きていることに鑑みれば、指を口に持っていくのは当然のことだ。ここ数年、ヴィニに対して起きていることは耐えられるものではない。あの若者よりも、スタジアムで起こっていることに焦点を当てるべきだろう」 「なぜ、ヴィニがあのような扱いを受けるのかといえば、彼が危険な存在であり、その集中をかき乱したいからだろう」