蛭子能収が梅田ロフトで大阪で初の個展 ── えべっさんの時期に合わせ
漫画家でタレントの蛭子能収(67)による大阪初の単独個展「えびすリアリズム」が、北区茶屋町の梅田ロフトで行われている。会場には、“元祖・ヘタウマ”アート作品の原画約50点や漫画原稿など貴重な作品が展示され、独特の蛭子ワールドが広がっている。
商売繁盛のえべっさんの時期に合わせた
長崎県出身の蛭子は1973年に伝説的な漫画誌『ガロ』に入選、漫画家デビュー。独特のブラックユーモアやギャンブルをテーマとした作品で知られる。 1986年より劇団「東京乾電池」に参加。シュールで不条理なギャグ漫画を発表する一方で、ひょうひょうとしたキャラクターが受けてテレビのバラエティ番組にも出演。さらに映画監督や俳優など幅広い分野で才能を発揮している。そんな蛭子さんは「ちゃんと絵も描いているところも見て欲しい」とアピール。 「蛯子さんの個展は前からやりたいと思っていました。ちょうど、商売繁盛のえべっさんの時期に合わせました。けっこう人気がありますね。最近はまたテレビなどにも、すごく露出が多くなった気がします」(梅田ロフト、企画販促の鈴木一也さん)
サイン会が終わってから梅田をぶらぶらしたい
期間中の9~11日は「十日戎(えびす)」だが、「宵えびす」の9日には先着100人に蛭子さんによる似顔絵サイン会が行われた。 「今日の似顔絵サイン会は、3時間くらいかかるでしょう。サイン会が終わってから、せっかくなので、梅田をぶらぶらして帰りたいと思っています」(蛭子) 続く「本えびす」の10日は、漫画家の倉田真由美(43)とのトークショー。商売繁盛“えべっさん”の日に笑売繁盛“えびっさん”トークショーという仕掛けになっている。現在、「ギャンブル好きで変わったオジサン」というイメージが強い蛭子さんだが、本業は漫画家。本人直筆の似顔絵はファンにはうれしい。オリジナルアイテムの販売なども行っている。 会場は「梅田ロフト」5Fロフトフォーラムにて。12日まで。入場料は300円 (小学生以下無料) (文責/フリーライター・北代靖典)