『海の沈黙』本木雅弘×小泉今日子、倉本聰が描く大人のラブストーリー
ひとつひとつのセリフや何気ない描写から、物語の背景にある登場人物たちの歴史や思想までもが手に取るように伝わってくる本作。徹底的に考え抜かれた倉本聰の脚本の奥深さには、ただただ感嘆させられるばかりです。 実は、本作の着想の元となったのは、1960年に起きた「永仁の壺事件」。それまで鎌倉時代に作られた傑作として国の重要文化財に指定されていた瓶子が、実は明治生まれの陶芸家の作品だったことが判明。重要文化財から外されたという事件で、倉本さんはニッポン放送在籍時に、この事件を題材にラジオドラマの脚本を執筆されたこともあります。 果たして、作者によって、その絵画の持つ価値は変わるものなのか。本質的な問題と真正面から向き合った、この秋必見の人間ドラマです。
『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』あの名作映画の続編をリドリー・スコット監督が手がける
「第73回アカデミー賞」において12部門にノミネートされ、作品賞・主演男優賞(ラッセル・クロウ)を含む5部門を受賞。巨匠リドリー・スコット監督による傑作『グラディエーター』の続編が、24年の時を経て誕生しました。 ローマ帝国の圧政によって、愛する妻を殺されてしまったルシアスは、謎の奴隷商人に買われ、ローマへ赴く。 そこで剣闘士(グラディエーター)となった彼は、将軍アカシウスへの復讐心を胸に、コロセウム(円形闘技場)での戦いに身を投じていく……。 前作を超えるスリリングな戦闘シーンは、没入感たっぷり。中でも、コロセウムに水を貯めて繰り広げられる“模擬海戦”のシーンは、実にスペクタクル。これぞスクリーンで堪能してほしい一作です。
<作品情報> 海の沈黙 2024年11月22日(金)から全国ロードショー 出演:本木雅弘 小泉今日子 清水美砂 仲村トオル 菅野恵 / 石坂浩二 萩原聖人 村田雄浩 佐野史郎 田中健 三船美佳 津嘉山正種 中井貴一 原作・脚本:倉本聰 監督:若松節朗 製作:曵地克之 プロデューサー:佐藤龍春 製作会社:インナップ 配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ 特別協賛:日本航空株式会社 伊右衛門 ファイナンシャルサポート:東日本銀行 (C)2024 映画『海の沈黙』INUP CO.,LTD