【CBC賞】今村「馬の邪魔をしないことが私のすべきこと」テイエムスパーダ人馬ともに重賞初V
3日、小倉競馬場で行われたG3・CBC賞は、2番人気のテイエムスパーダが逃げ切りV。人馬ともに重賞初制覇、ルーキー今村聖奈騎手は重賞初騎乗、初制覇の快挙だった。 CBC賞、勝利ジョッキーコメント 1着 テイエムスパーダ 今村聖奈騎手 「チャンスある馬に乗せていただいたのもありますし、馬は最高の状態で仕上げてくださったので、あとは人間がどう馬をアプローチするかっていうのが鍵となっていたので、馬の力を信じて自信を持って乗れたのが良かったと思います。私自身小さい頃から重賞、大きいレースは見てきた舞台ですし、本当に逆の立場になってみるとすごく感慨深いなって言うのはあるんですけど、走るのは馬なので馬の邪魔をしないことが私のすべきことではないのかなと思って乗っていました。今週の騎乗のラインナップ的に前目に先行力を生かした馬が多かったので、開幕週ということもありましたが、沢山色んな馬に乗って勉強させてもらった中で、最高の結果でこの馬と向き合えたのではないかなと思います。(レース中は)冷静でした。走るのは馬だし、あんまり重賞だからと人が気負っていても馬に余計なプレッシャーをかけるだけだと私は思っているので、同じ精神面で私は馬と向き合いました。モニターを見た時にセーフティーリードではないのかなと思ったので、あとはしっかりハンドライドで追うことと、この逃げ切る気持ちよさをしみじみと感じながら馬と人馬一体になれたのではないかなと思います。私自身デビューした時から、沢山の人に夢と希望とそして感動を与えるレースをお送りしたいと言っていたので、少しでもお客さんにそういったサービスが出来たのなら私は光栄です」 レース結果、詳細は下記のとおり。 3日、小倉競馬場で行われた11R・CBC賞(G3・3歳上オープン・ハンデ・芝1200m)は、今村聖奈騎乗の2番人気、テイエムスパーダ(牝3・栗東・五十嵐忠男)が快勝した。3.1/2馬身差の2着に3番人気のタイセイビジョン(牡5・栗東・西村真幸)、3着に1番人気のアネゴハダ(牝3・栗東・佐々木晶三)が入った。勝ちタイムは1:05.8のレコードタイム(良)。