中日・井上一樹監督へインタビュー!現役時代の『4人のレジェンド監督』を経験したからこそ語れる"生の声"とは?
12月9日、CBCラジオ『ドラ魂キング』は、中日ドラゴンズの井上一樹監督のインタビューを放送しました。現役時代に星野仙一さん、高木守道さん、山田久志さん、落合博満さんという4人の監督の下でプレーしてきた井上監督。それぞれの監督と自身との違いなどを語りました。 【画像】井上ドラゴンズ誕生までの2024シーズンを振り返る!【一覧はこちら】
ズルい男・星野仙一
1989年のドラフト会議、2位指名でドラゴンズに入団した井上監督ですが、まず振り返ったのは、最初の監督・星野仙一さん。 井上「星野さんは、世の中にこんなに怒ることができる人がいるんだというぐらい、びっくりするぐらい恐ろしい監督だったんですが、本当にズルかったんですよね」 なぜズルいと感じたのか?それはユニフォームを着ている時はすごく厳しい顔なのに、宿舎で会うと柔らかい顔になり、「あんなところでクソ三振しやがって、この野郎」などと言いながらも「明日、しっかりやれよ」と言葉をかけたそう。このギャップにやられるんだそうです。 井上「『星野さんがそこまで言うなら、明日頑張ろうか』っていう気持ちにさせるのが上手かったですよね。そこは学んでます」
寝たら忘れる高木守道
続いて振り返ったのは、92年から95年、2012年と2013年にチームを率いた高木守道さん。 井上「高木さんは職人肌だったんですよね。頑固な部分もありましたけど、あの人もユニフォームを脱いだ時には穏やかに喋る。その出し入れが上手かったですね」 怒る時は怒りまくりますが、その後は何事もなかったかのように振る舞うのが上手かったそうです。 井上「寝たら忘れてるんじゃないの?って感じで、次の日球場に来てましたからね。ゲームじゃないですけどリセットされる。尾を引かないという意味では素晴らしいと思ってましたね」
話しやすい山田久志
続いて2001年から2003年まで監督を務めた山田久志さん。山田さんは、星野監督の時のヘッドコーチを務め、選手たちには「なんだよ、聞いたるぞ」と声をかけ話をよく聞いてくれる人だったそうです。 井上「『僕、久しく試合出てませんよ。出してくださいよ』と言ったことがあったんですよね。いま思えばゾッとします」 山田さんは、星野さん、高木さんよりはコミュニケーションが取りやすい監督だったそうです。