小池都知事が定例会見2月4日(全文2完)石原さんってヨットマンだったんだ
国の基準と合わせるつもりがあるのか
新宿新聞:聞こえますか。あ、そうですか。緊急事態宣言が、当初、病床使用率50%ということであれば緊急事態宣言を検討すると言っていたのが、今回、重症者の病床使用率に変わってしまったということなんですけど。そこで重症者の病床使用率を重視するならば、国の基準と東京都の基準が違っていて、東京都の基準のほうが厳しくて少ない人数になってしまうという現実があるんですけれども、国の基準と合わせるつもりがあるのかないのか。合わせないとすれば、どういうご理由からそうなっているのかというのをお聞かせください。 小池:この新しい指標ということは検討を重ねまして、オミクロンの特性を生かした形での新しい指標でお伝えをしたということです。より効果を出すために、また、有効な医療資源を生かすためということで、きのう発表させていただきました。もう国と都のカウントの仕方の違いはご存じだと思いますけれども、東京は他の都市や道府県と比べましても、ICUやHCUなど、非常に多くの資源を有しているところは大変ありがたいところであります。そして部屋の数というよりも、そこにおられる方々の病状に即した形でカウントをするべき、それによって全体を図るということで、診療報酬などの関係もあって、国はそこの、何室、何病床あるかということのカウントと、これはそもそも違ってくるわけです。 目的はどのようにして命を守っていくのか、健康を守って、より改善して、回復していただくか、軽快していただくかということでございますので、現場のニーズに即しながら、また、最も有効な医療資源の活用、さらにはこのコロナのオミクロンの特性に合わせた形で、どのような目安で進めていくのかということをまとめたものであります。それぞれ現場の状況や、また、専門家の意見なども聞きながら進めていくということで、きのうの数字等を発表させていただいたわけであります。 これと、あと先ほども申し上げたように守りと攻めですから全体を見ながら、また、病床でも、ベッドが確保されていても、重症の方がまた多くなりますと、残念ながらそういう傾向になってしまっているんですけれども、人の確保ということも大きな課題でございますので、そういったまさに現場の目が行き届く、また、現場の状況をしっかり捉える形での指標とさせていただいたということであります。皆さん、ありがとうございました。 新宿新聞:ありがとうございました。 司会:それでは知事の会見、これで終了させていただきます。ありがとうございました。 (完)【書き起こし】小池都知事が定例会見2月4日