小池都知事が定例会見2月4日(全文2完)石原さんってヨットマンだったんだ
先行3県の改善状況も参考に
小池:判断は、きのう申し上げたところは、むしろ悪い方向にいったときの目安は申し上げたわけでありますけれども、注目すべき項目は、項目同じです。やはり医療提供体制がどうなっているのか、そしてまたそれが、感染が拡大することによって社会が止まってしまうのではないか、この両方からが、状況が良くなっていくということだと思います。 ちなみにまん防を、まん延防止等重点措置を、沖縄、広島、山口、3県が先行して進められている。これらの状況がどのように改善されているかなども1つの参考になりますし、また、これによって人々の行動がどう変わってきて、それが、東京の場合またスケールががぜん大きいので、そのままというわけにはいきませんけれども、そういったところも参考にしていく必要があるかなと思っております。 記者:それと3つ目、冒頭、石原さんが亡くなられたことについて知事、言及してらっしゃいましたけども、一方で豊洲移転等を巡っては、かつてさまざまな意見の対立等もありました。きのうは弔問にも行かれていらっしゃったようですけれども、石原さんについてどのような思いをお持ちなのか、また、都民葬等を行う必要性についてはどのようにお考えでしょうか。 小池:最後の都民葬、都葬については、これはご遺族の方々が、今、今日はご家族での家族葬だと聞いておりますけれども、ご遺族の意向を最大限尊重しながら都としてできる限りのことをやっていきたいと。この旨については伸晃さんや宏高さんにもお伝えをしているところであります。
石原元知事にはいろんな意味で学ばせていただいた
それから石原さんについては、作家であり、また、政治家であり、いろんな顔をお持ちだと思いますが、私はきのう安らかにお眠りになっている顔を拝見しながら、またとてもおしゃれに、ご子息がいろいろ皆さんでお見送りをするいでたちを考えられてたんだろうと思いますけども、私はふと、この石原さんってヨットマンだったんだっていうのをあらためて感じたんですね。それは、ヨットマンっていうのはゴールに向かって波を読んだり風を読んだりしながら艇を動かしていくわけですよね。石原さんの場合は波を読むというか、波をつくって、うねりをつくり、そして風を読むというか、風を吹かし、時には嵐を呼びって、弟さんじゃないですけれども、そういった、それでゴールに突き進むという、そういうヨットマンだったのではないかなというふうに思っております。また明確に、これは俺がやるんだという強い意思をお持ちになって進めてこられたということで、いろんな意味で学ばせていただいたと。 これまで本当に長いお付き合いでございました。あらためて謹んでお悔やみ申し上げて、そしてこれまで築いてこられたレガシーを、東京都においてさらにそれを、功績を生かしていきたいというふうに思っております。 記者:ありがとうございます。 小池:では最後で恐縮でございますが、テレ東さん。手あがっているのは? 新宿新聞さん。はい、最後お願いいたします。どうぞ。あ、ミュート解除。音声が、お声が聞こえない。どうぞ。 男性:喜田さん、ミュートを解除してください。ミュートボタンを解除してください。ちょっとこちら聞こえないようなんですが。喜田さん、ミュートボタンを解除してもらえますか。 新宿新聞:聞こえますか。 小池:ああ。はい。聞こえました。