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災害救助犬「リン・チーリン」天国へ 台湾南部地震などで活躍

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中央社フォーカス台湾

(台北中央社)2016年の台湾南部地震などで活躍したメスの災害救助犬「リン・チーリン」(ワイマラナー、10歳)が2日、老衰のため天国に旅立った。同日電話取材に応じたハンドラーの陳星瑋さんは、生前の働きに感謝し、別の世界に行ったチーリンの魂が大草原を思う存分駆け回ってほしいと願った。 チーリンは2010年6月生まれ。生後間もなく陳さんに見いだされ、同9月から災害救助の訓練を開始した。台湾南部地震だけでなく、14年に起きた高雄ガス爆発事故での救助活動や18年に台北市内で発生したバラバラ殺人事件の犯罪現場特定などにも貢献した。 陳さんによると、チーリンと出会ったのは、南部・嘉義県の阿里山にある狩猟犬を専門に育てる施設。呼びやすく、覚えやすい名前にしようと思い、さまざまな芸能人やモデルの名前で呼んでみたところ、リン・チーリンという名前に反応したのでこの名が付けられた。 近年は老化で体調が悪化し、2年前には勤務中に汚水に触れて感染し、子宮の手術を受けていた。ここ数日は食べ物や飲み物を口にしなくなり、玄関口に座り込んでそのまま静かにこの世を去った。自身のフェイスブックで訃報を伝えた陳さんは、「救助活動では多くの人を救ったが、公の場で表彰されることはなかった」と振り返り、最後くらいは「目立たせてあげたい」とつづっている。 (劉建邦/編集:塚越西穂)

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