長女・ＫＵ（左）とデュエット曲を披露した吉幾三

　歌手のＫＵ（くー、年齢非公表）が２３日、千葉・イオンモール幕張新都心で、新シングル「ＬＯＶＥ　ＳＯＮＧ～ｍｏｏｎｌｉｔ　Ｗａｉｋｉｋｉ～」のリリースイベントを開催した。デュエット曲「似たもの父娘（おやこ）」も収録され、父で歌手の吉幾三（７２）も特別ゲストとして参加した。 　父親譲りの力強い歌唱力を武器に７年前にデビューした吉の長女ＫＵ。この日は父とそろって黒い衣装で登場した。１番手を請け負った吉は「酒よ」を歌唱しながら「うまいでしょ？」とご機嫌顔で集まったファンを盛り上げた。 　ＫＵは「父の『雪国』が１番好き」と話し「父の許可を得ないまま英詞にしてレコード会社に持ち込みました」とデビューの流れを語った。今回の新曲も「父の歌謡曲『星空のラブソング』の湘南をワイキキに変え、ウクレレ奏者の方にも協力いただいてハワイ感がぐっと増した１曲になった」とほほ笑み、披露した。 　最後に吉と「似たもの父娘」をデュエット。リアルな関係性が描かれた同曲の作詞・作曲は吉だが、歌詞についてフィリピンのスナックで言われたことがヒントになったとニッコリ。歌い終えた吉は「照れるな」と顔を赤くしつつ取材に応じ、”似たもの”ポイントを食の趣味とこだわりの強さだと明かした。”最強父娘”と表現されることに吉は「レコード会社がつけたことだけど、娘も俺も、歌がうまいことが最強」とまんざらでもない表情だった。