「大量のゴミ」消火活動阻む 平塚の住宅火災、ようやく鎮火
平塚市平塚2丁目の住宅から出火し、周辺の住宅や店舗など計6棟にも燃え広がった火災は4日未明、発生から11時間ぶりに鎮火した。火元とみられる住宅は以前から廃棄物などが積まれている「ゴミ屋敷」として知られていた。当日の気象条件に加え、路上にはみ出した荷物などに燃え移ったことも背景にあるとみられ、周辺住民らは「起きるべくして起きた被害」と怒りをあらわにした。 ◆強風で燃え広がり 平塚署などによると、3日午後2時45分ごろ、無職男性(70)の木造2階建ての自宅から出火。男性がライターでガスコンロの火を着けようとしたところ、近くにあったビニール袋に引火したという。 近隣住民からの通報で駆け付けた市消防本部の消防隊が男性と隣の住宅に住む80代女性を救助。男性が顔などにやけどを負った。
神奈川新聞社