新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行を乗り切るには…【岡山】
岡山放送
秋の気配が近づくに伴い懸念が高まるのが新型コロナウイルスの再拡大です。インフルエンザの流行期と重なるため、専門家は感染予防の徹底を呼びかけています。 (岡山市立市民病院 今城健二副院長) 「コロナウイルスの特徴もわかってきたしインフルエンザは何年もの積み重ねがある。今の感染防御策はどちらのウイルスにも有効なのでそれをしっかり続けて」 岡山県の感染症対策委員を務める岡山市立市民病院の今城健二副院長です。 手洗いや消毒など、新しい生活様式として定着してきた対策が、秋から冬にかけても最も重要だと話します。 (今城健二副院長) 「この時期は南半球が冬だが、今のところインフルエンザの流行が無い。マスクと手洗いに気を付けているのでそれがインフルエンザまん延の一番の抑止力。それが南半球でも起きている」 一方、患者を受け入れる医療機関には、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行を想定した対応が求められています。 (今城健二副院長) 「発熱した患者を症状だけで区別するのは難しい。新型コロナの検査をして陰性の人にインフルの検査をするとなると最短でも2時間以上かかるので、待合の場所だったり密になるのが課題」 こうした課題解決にはインフルエンザの予防接種も有効です。コロナ禍で迎える初めての秋。一人ひとりが改めて意識を高め日々の予防策を徹底することが必要です。
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