【Sクラス、7シリーズを抜いた】ポルシェ・タイカン 英国で販売好調 11月新車登録台数
高級EVが売れている英国市場
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン) translator:Takuya Hayashi(林 汰久也) 【写真】ポルシェ・タイカン【Sクラスや7シリーズ、パナメーラと写真で比較】 (145枚) ポルシェは、EVのタイカンが11月、英国で最高の販売台数を記録し、非常に好調な売れ行きを示していると発表した。ポルシェブランドで最も売れただけでなく、高級セダンのカテゴリーでトップの座を獲得している。 正確な台数はまだ公表されていないが、同社は先月、タイカンが伝統的な販売チャンピオンであるSUVのマカンを上回ったとAUTOCARに明かしている。 ポルシェは11月、英国で合計2216台(全車種)の新車を登録しており、シトロエンやホンダなどの主流ブランドを上回り、前年同月比で16.7%増加したという。 ただし、通年では10.45%減の1万2104台となっている。 驚くべきことに、AUTOCARが入手したデータによると、タイカンは10月までの間に「高級セダン」のカテゴリーで販売台数トップに輝いている。 今年1月から10月までに英国で新車登録されたタイカンは合計1605台。これに対してパナメーラは445台、メルセデス・ベンツSクラスは607台、BMW 7シリーズは901台だった。 好調の理由の1つとして考えられるのは、モデルチェンジのタイミングによりライバルより買い替えが進んだということだ。 EVの販売台数は、この1年を通して急上昇を続けている。英国では市場シェア5.8%を占め、ハイブリッド(6.8%)やマイルド・ハイブリッド(7%)には及ばないものの、わずか1.5%だった2019年から162%も成長している。
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