【記憶術世界チャンピオンが教える】マスク顔と名前の覚え方「答え」が知りたい!
マスクが当たり前な時代だからこそ、マスク顔と名前の覚え方をマスターしたい!
オフィス内でもマスクをするのが普通の今ですが、顔が隠れてしまったり、声が通りづらかったりと、コミュニケーションの壁になることもたくさん。そこでCanCamの企画『進め!ニューノーマル時代の社会人』では、2019年メモリースポーツのオンライン競技サイト『メモリーリーグ』で世界ランキング1位になった記憶術のプロ、平田直也さんなどプロフェッショナルなみなさんに「こんなとき、どうしたらいいんだろう…」とモヤモヤするマスクトラブルについてアドバイスを聞きました。 いる!「仕事ができない」と思われる人がやりがちな6大行動 今回お話を伺ったのは… 記憶術世界チャンピオン/平田直也さん 記憶術を使って競い合うメモリースポーツのオンライン競技サイト『メモリーリーグ』で昨年世界ランキング1位に。大学卒業後は企業に就職した傍ら記憶術の普及活動も行う。
■「マスク顔が全然覚えられません、どうしたらいいですか?」
確かに、マスクで顔の半分が隠れていると、打ち合わせの時に「はじめまして」のクライアントの顔と名前を覚えるもひと苦労ですよね。 しかし平田さん曰く、人の名前を覚えるのにマスクで顔が隠れていても問題ないんだそう。初対面の人の顔と名前覚えるコツは、「苗字の漢字から連想したイメージと、顔のパーツ以外の外見の特徴を結びつけて妄想すること」 例えば…「フワフワ巻き髪の佐藤さん=佐藤→砂糖でできたフワフワなわたがし」「メガネの高橋さん=高い橋に眼鏡が落ちている」 など。 記憶するには、いかに思い出しやすくできるかが鍵に。だから、できるだけ自分が面白いと思える妄想するといいんだそうで… 「例えば、私の名前は平田なので外見で平らな部分を探したり、逆に「全然平らなところないじゃん」というギャップでもいいので、脳内で面白く映像化して覚えます。マスクをしていると顔の情報が失われる分覚えるのが難しいという方もいますが、意外と顔のパーツって、人それぞれすぎて記号化しづらいんです。 むしろ、マスクに個性があれば覚えるポイントに使えるので、私はそこを逆手にとって覚えています。また、妄想内容を文字で説明すると長いですが、脳内で絵を描くように映像化してみると一瞬です。記憶術は、文字情報だけで覚えるのは効率的じゃなくて、最初は面倒でも脳内でいちいち映像化したほうが早いんです。まずは、自分の名前で練習して見るのもオススメです」 さらに、記憶を定着させるためには復習も大事なので、1日の終わりに覚えた名前を思い出すと効果的に名前を覚えることができるそうです。
■「逆に、マスクをしていても名前を覚えてもらう方法は?」
クライアントや会社の上司や先輩などにも、いち早く顔と名前を覚えてもらえるとちょっと嬉しいし、仕事の効率も上がりますよね。この問いには、マナーコンサルタントの西出ひろ子さんが「マスクにワンポイントマークをつけてみて」と教えてくれました。 「まず、それぞれの会社に規則があるので確認してからですが、色や柄に規則がないようであればマスクの端にワンポイントのチャームをつけるといいのでは。もし、自社のシールがあるならそれでもいいと思います」 ちょっとしたアイデアで、マスクをしていても名前を覚えてもらう方法はあるんですね。今回の記事を参考に、新年からのお仕事に備えてくださいね!